8月3日

今日はいつもより1時間以上早く目が覚めた。最近やたらと寝付きが悪く、しかも変な時間に目が覚める。普段ならベッドに入った途端に意識はなくなってそのまま朝までぐっすり眠れるのに。

断食をしてゆっくりお風呂に入ってストレッチして、そのまま携帯を見ずにベッドで少し本を読んで寝る、ということ以上になにをしたらいいのかまったくわからない。まぁだからと言って日中とても眠いとかということもないのでそれほど困っているわけではないのだけど。ただ日常的に眠れないということを人生で一度も経験したことがないので戸惑っている。

眠れない、で思い出すことがある。アメリカにいた頃、眠れなくて眠れなくて、そのうちわけもわからず涙が出てきて、最終的にひとりで深夜に号泣するという謎の出来事があり、よっぽど自分の精神が不安定なのかと思っていたら翌朝家族から祖父が亡くなったという連絡があったのだった。わたしは霊感的なものはまったくない人間なのだけど、そういうこともあるのだなと思った。先日祖母が亡くなった日も眠れなかった。たまたまかもしれないけど。でもそういうことがあったので眠れない日はちょっと落ち着かない気持ちになってしまうのだった。

Spotifyのことが少し話題になっていた。CEOの発言をわたしは全文読んでいないのでなんとも言えないが、ストリーミング至上主義になったことで失われたものは間違いなく大きくあり、一方で得られたものについても考えるけれども、コストパフォーマンスだけを追い求めるようなことを続けていたら本当にもう何にもなくなってしまうと思うわ。わたしも作品を作りたいけど、絶対にペイ出来ないな、という行き止まりにそれはもうものすごい速さでぶつかるのだった。コロナ禍も相まってますますいろいろ考えなくてはいけない。

きのうはこれを読んだ。

バカはバカなりに純粋で、ズルく立ち回るより数段エラいと思うわけ。現代社会なんて小器用な連中が得をするだけ。バカがなけなしの「野性」を使って人生を爆発させるのは、自滅的だけど、今必要な感性なんじゃないかな。

バカの側でいたいなと思う。うまく立ち回れず淘汰されるとしても、抗いたい、みたいな気持ちはずっとあるのだよな。不器用は不器用なりに。

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