11月6日

今週はびっくりするくらいたくさんのひとに会った。すごいことだ、わたしにしては。どの日もどの時間もとても楽しかったけれど反動なのか少し疲れ気味、なのはだけどそのせいではなく、単純に原稿があと少しのところで決まり切らずそのことで気持ちがなんだかぐうとなっているからかもしれなかった。書いては読み直しては読みをしていると、だんだんわからなくなっていって、だんだんどんどん独りよがりのような気がしてきて、こんなものを書いてわざわざ発表してわたしは一体なにがしたいのだろうという気持ちに今日はなった。

日記は書いたり消したりした。今朝はクリント・イーストウッドの運び屋のあるシーンのことを考えていてそのことをツイッターに書いたけれど、言葉はふわふわと宙に浮いたまま全然捉えることができなかった、でもそのままでもいいと思って、だからそのまま書いたけれど、でもそんなのは、だからなに。映画が観たいなーと思いながら本のページをめくる日々、だけど読んでも読んでも最近は全然読めなくて、いまも開いてみたけれどまったく読めなくて、やめた。一冊読み終わったけれどただ言葉が体を通り過ぎていっただけで、なにひとつ残っていないような気がする。

なんか急に呆然とした気持ち。つまらん。なにが。わからん。

こういうときってたまにある。

好きな演出家の舞台のチケットが発売になって久しぶりに観に行こうと思いぴあのページでほとんど買いかけたけれど、本当に観たいと思っているのかよくわからなくなり結局買わなかった。

スーパーで缶ビールとどうでもいい揚げ物を買うなどして帰ってそんなんでごまかしながら机に向かおう。

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