4月17日 ハヤシライス、スープ、バナナマフィン、家族との暮し
雨が降ってきた。
家族と一緒に住むようになってあれよあれよと半年が過ぎた。
去年の6月まで世田谷のマンションにしばらくひとりで住んでいた。部屋も街も暮らしもとても気に入っていたけど、数ヶ月東京を離れることにしたから迷った末思い切って部屋を引き払って、そうして東京に戻ってからひとまず実家に戻りまたすぐに部屋を見つけて引っ越そうと思っていたのだけど、なかなか次に暮したい場所のイメージがつかめず、そうこうしているうちにこんなことになり、でもいろいろな意味でよかったなと思っている。
こんなにたくさんの時間をまた家族と過ごすことになるなんて、まったく想像していなかった。
代わる代わるに買い物に行ったりごはんを作ったり洗濯をしたり、みんな揃って食卓に着いたり。わたしはひとりが好きだし干渉されたり縛られたりすることが好きじゃないからもう家族と暮らすのは難しいだろうなと思っていたけど、案外うまくやれていて(多少イラっとすることはあれど)悪くないのだった。
暮し、ということについてはもうこの何年かずっと考え続けているけど、まだわからない。でもこればっかりはいろんな場所や環境や、試して試して試して、そうしてみないとわからないのかもしれない。まぁ当然のことながら正解なんてないし、あったとしても流動し続けるものだろうし。どうかな。
今日は弟がハラシライスと野菜スープを作ってくれて、わたしは肉を食べないのでハヤシライスは懐かしいなぁ好きだったなぁと横目で眺めながらスープをいただいた。オリーブオイルとにんにくと昆布と塩だけで味付けするスープを伝授したところとても美味しく出来ていて関心した(弱火でじっくり、というのがコツで、こういうシンプルなものをちゃんと美味しく作れたときとても喜びを感じる)。わたしは今日は一日原稿を書いていたけど、夕方になって気分転換にバナナのマフィンを焼いた。全粒粉とはちみつとクルミ。全粒粉の素朴な穀物の味がとても好きだ。
夜の散歩もすっかり日課になり、家にこもる生活にも大まかな流れやルーティンが出来てきた。こうしてひとは適応していくのだなと実感する。
今日朝一番に見て本当に砕け散りそうになったニュース、この日記はいまのこの日々を記録しておくことがひとつの目的でもあるから貼り付けておくことにする。
あとこれも。
日々考える。考え続ける。それを絶対にやめない。
日本のニュースだけを見ているとどうしても偏るし、日本にもいいメディアはあるけどやっぱり全体として機能していない感は残念ながら否めないので、最近は海外のメディアの記事もなるべくチェックするようにしている。
英語は話す聞くで使うことはあっても読むとなると随分機会のないまま来たからちょっとずつリハビリも兼ねて、英語の記事も読む訓練をはじめたところ。
小さいことを信じ続ける強さを持ちたいなと思う。
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