9月19日

きのうは朝めずらしく弟に会うと(同じ家に住んでいても生活時間帯がまったく違うのでほとんど顔を合わせない)「ワンピース買った?」と聞かれ最新刊が出ていることを知る(みんな読むのにこの家にいなかった期間も含めてもう随分前からなぜかわたしが買う係になっている)。前はコンビニでおやつなどを買うときにレジで気がついて買うのが常だったけれど、最近はめっきりコンビニにも行かなくなったので気づかなかったのだった。ということは今後はどうやってワンピースやハンターハンターの発売(いつになれば出るのか)を知ればいいのか。みんなどうやって情報収集しているんだろう。早速行きがけに駅前のセブンイレブンに寄って購入し、そのまま仕事に行った。だけどよく考えたらどうせ買うならコンビニでなく街の本屋さんとかで買った方がいいのか、といまふと思ったけれど、そんなことを思った頃には街の本屋さんなんてもうどこにもないのだった。

好きなひとに想いを伝えければ心は離れていくように、お店には行かなければ潰れるし、音楽だって聴かれなければ廃れるのだ。そのことを最近はずっと思っている。

きのうはお店に秋冬の新作が届いた。スペインのとても好きなブランド。とても素敵で心躍った。大好きなニットの季節が近づいている。連休初日だからか街にもひとが出ているようだった。店長兼オーナーのKさんが草木染めのシルク編みのマスクを着けており、とても可愛くてつけ心地も良く息苦しさもないというので真似して買おうかなと思っている。マスクはいくつか試しているのだけどなかなかピンとくるものにまだ出会えていない。不本意ながら長い付き合いになりそうなので、より快適に過ごせる方法を模索しなくてはいけない。

最近言葉のための言葉を書いてみたいということを考えている。振り返ってみればこれまで発表してきた文章はどれも何かのための文章だった(音楽作品のためであったり展示のためであったり、ウェブサイトのためであったり)。そういうものを経て、言葉を書くという行為がすっかり自分の中に根付いてきたいま、言葉のための言葉を書いてみたいなと思う。ただそれだけの言葉。そうしてそれを形にするための大まかなアイディアをきのうはお風呂に入っているときにふと思いついた。来月に入ったら取りかかりたいなと思っている。

森山未來さんのソロ公演の先行、2つの日程を申し込んだら両方当たってしまった。やっぱりみんないまはあまりそういう場には出かけたくないのだろうか(この間、某バンドの公演がかなり間引いたにも関わらずチケットが売り切れなかったという話を聞いた)。わたしは一公演行ければいいと思っているのでチケットの引き取り手を探さなくてはいけない(ご興味ある方はお気軽にご連絡ください)。

外では何やら工事をしており騒がしい。工事の音って苦手だけど、でも世の中の全ての建造物はそうして作られ、わたしだってその恩恵を受けまくっているのだから文句を言ってはいけない。Dirty Projectorsの、最近リリースされたEP群をようやくじっくり聴いてみればそれはそれは素晴らしく。あぁ音楽よ、と思うのだった。

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