6月24日

蒸し暑い。

きのうは渋谷で『アメリカン・ユートピア』。エンターテイメントとして素晴らしいと思ったけれど、多くのひとが言っているような衝撃的な感動はなかった。そんな気はしていた。でも、素晴らしいと思った。エンターテイメント。照明が良かったなぁ。いろいろなあり方、可能性を考える。

久しぶりにゆっくり本屋さんに行くチャンス、と思いジュンク堂へ。ぶらぶらぐるぐるしていると気付けば1時間半が経っておりくたくただった。文庫3冊単行1冊文芸誌(というものをたぶんほとんど初めて買った)2冊。会計は8千円弱。贅沢をした。でも本は投資だからいいのだ、と少しどきどきしつつも自分に言い聞かせて。それにしてもレジの若い男性は黙って領収書を差し出し平然と「次の方どうぞー」と言うので、「いやいやあなたありがとうございます言ってないですよ」と言いそうになった。ジュンク堂は確かなくなるのだよね。残念。でもきのう久しぶりに行ったけれど、わたしは紀伊國屋の方が好きだ。本への愛情をちゃんと感じる。選書や展開の仕方に。

本屋を出れば19時半で、そのまま外で本を読みながら食事して帰ろうかとも思ったけれど、疲れていたのであまり遅くの帰宅もいまいちな気がしてそのまま電車に乗った(東急を出たところでSaveTheCinemaの西原さんにばったり会った)。帰り道はWeNeedCultureの配信を聴きながら電車に揺られ、コンビニでビールとチョコレートを買って帰った(ビールはずっとアサヒ派だったけれど、腹が立ったのでわざわざアサヒのサイトの問合せフォームからもう買いませんこれからは麒麟にしますとメッセージを提出した)。さっとサラダを作ってビールと共に簡単に夕食を済ませ、夜な夜な少し仕事をした。仕事は夜の方がやる気が出るのだけど、夜はなるべく早く寝たいからそのバランスを探っている。自分の生活を大切にする(ゆっくりお風呂に入ったり本を読んだり情報収集をしたり料理したりヨガや瞑想やストレッチや散歩をしたりしっかり睡眠を取ったり)ことを考えたら一日に仕事に充てられる時間はとても限られている。一日8時間なんてどう考えても働き過ぎで、制作を別にすれば6時間がせいぜい、できれば4〜5時間くらいだな、ということをきのうは考えていた。日本でこういうことを言うと怠けものだと言われるのだろうか。知ったことではないけれど。こんなんでもだけどまあまあ暮らせているので恵まれているのかもしれない。でもわたしはわたしの生きたい生き方で生きたいから、それを実現するために引き続き生きる。なんでもかんでもそんなにガタガタ必死にやることが正解ではない。

夫婦別姓訴訟判決。

家族の呼称として、姓を一つに定めることには合理性がある。女性側が不利益を受けることが多いとしても、通称使用の広がりで緩和される

空いた口が塞がらなかった。「女性の側が不利益を受けることが多いとしても」まぁ、仕方ないよね、我慢してね、ということらしい。こんなにも堂々と特定の性別であることが理由で尊厳を踏み躙られる国に住んでいる。しかも合理的かどうかは違憲か合憲かとはまったく関係がないし。全くふざけてる。日本は本当にはっきりと終わっている。都議選が近い。

当面ライブはしないつもりだったけれど断るはずはない、と思うお誘いをいただき8月に一本やることになりそうです。どうやってやろうかな。あまり時間がないけどじっくり仕込みたい。

種を植えた小松菜の芽が出た。かわいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?