6月20日 生活

今日は日記を書く。毎日身につけている小さな装飾具をつけ忘れるとその日一日そわそわと落ち着かないように、日記も数日書かない日が続くとなんだか気持ちが悪い。言葉が体内に蓄積されてぎゅうぎゅうになる。

だけどではなぜ書かずにいるのかと言えば、割と他のことを一生懸命にやっているからだろうか。引き続き曲を作っている。正直素直にとても楽しい。

おととい久しぶりに近所の小さなカフェに行き、頼んでいた無農薬野菜セットを受け取ってきた。そのカフェでは週に一回、八王子のオーガニックの農家さんが作っている旬の野菜5種類ほどを1000円で販売していて、ときどきお願いしている。ちょっと久しぶりだった。今回はにんじん、紫玉ねぎ、ビーツ、ズッキーニ、じゃがいも。にんじんとビーツは葉っぱ付きだった。にんじんの葉っぱなんてどうしたらいいかわからなくて調べたら湯がいたり炒めたりするのらしい。ビーツの葉っぱは生でも美味しいとお店のお姉さんが教えてくれた。

最近はまたサラダか果物か焼き菓子という食生活だったのだけれど、これだけ手元に心ときめく食材たちが並んでいるとやっぱりやる気が出るもので、ひとまずその日はじゃがいもとにんじんとズッキーニを、冷蔵庫に半分残っていたアボカドと一緒にグリルにして食べた。グリルは簡単で美味しい最強の調理法、とてもとても満たされた。迷った末に買わずに帰った白ワイン(最近飲み過ぎだから)をやっぱり買ってくるんだったと後悔した。

多めにグリルしたじゃがいもはマッシュして、炒めたビーツの葉っぱとにんじんの葉っぱでポテトサラダ風、それからにんじんのポタージュも作った。紫玉ねぎは酢漬けにして、トマトや大葉などをマリネにして食べている。

そして最近はストウブ鍋で玄米を炊くことをはじめた。今朝で2度目。前回より上手くいった気がする。おこげが出来た。でもまだちょっと芯が残っている感じがする。もうちょっとふっくら炊けたらいいのだけど。いろいろ試してみる。

今朝はこの間買ってきた苗や種をようやく鉢植えした。パセリ、バジル、大葉、枝豆、小松菜。すでに愛着が湧いておりそれらをとてもかわいいと思う。陽当たりも風通しも良いから無事にすくすく育ってくれるといい。

そうしてきのうコンポストのキットも届いたので早速今朝から。本当は自然に還せるはずの生ゴミを捨てていることの無駄というか矛盾がずっと気持ち悪かったので、これからはそれをしなくていいのだと思うととても嬉しい。晴れやかな気持ち。

身近なところから気持ちよく食べられる野菜を買ってきて自分で調理して食べ、玄米を炊き、植物性のおやつを焼き、少しの野菜を自分で育て、自然に還せるものは還す。小さな小さなことだけれど、ただそれだけで日々はこんなにも充足し豊かになるのだな、ということを今朝土をいじりながら考えた。やっぱりトマトやきゅうりもはじめてしまうかもしれない。

自分の日々は自分で良くしていける。愛おしい生活。

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