11月20日

ほとんどなにか発狂したかのような風の音。これはどうせ眠れないわと思いめずらしく遅くまで作業してからベッドに入ったが予想に反して夜中一度も起きなかった。

きのうは何だか酷かった。日記を書いたけれどあまりに乱暴だったのですぐに消してしまった。ずっと考えているけれど、ちょっとよくわからなくなった。いや逆にわかってしまったのか。夜家に帰る途中、ものすごい風に煽られながら見える灯りが綺麗で、朝や昼間の景色よりもやっぱり夜の景色の方が好きで、でも夜の景色なんて人口の作り物の偽物なのに、それに惹かれる心を昔から不思議に思う。Nozomi Nobodyになる前City Lightsという曲を作った。コードは忘れたけど歌はいまも覚えている。

自分が自分であることが自分に申し訳ないなと思った。わたしはやっぱりもう早くどこかに行ったほうが良いのかもしれない、だったら家具なんて買ってないでそのためにお金を貯めるべきではないか、そもそも引っ越しなんて無駄だったのではないか、とか、橋の上で考えた。

風が吹くとキッチンの換気扇の奥の方でカタカタと音がするのがずっと気になっていたのだけれどきのうはあまりにひどくそれこそ発狂しそうだったのでドライバーでフタを開けてみると開閉する小さな小窓の扉のようなものの音だった。外すのも大変そうだったので、当たっているところにむりくりクッションになりそうなものを挟みテープで留めた。手に黒い油汚れが付き、石鹸でごしごししたけれど落ちなかった。

きのうは夜中に色々食べてしまったので胃が嫌な感じ。せっかくなるべくおいしくて体に良いものをと思って料理をしても余計なものばかり食べていたら意味がない。本当に進歩がない。

やることがいくつかある。やることがあるのはいいことだなと思う。