7月30日

世にも珍しいライブ以外の出張(わたしにとって)から帰宅。現地で空港まで2時間運転、2時間のフライト、2時間半の電車。運転は久しぶりだったからどうかなと思ったけれど特に問題なく。よかった。無性に生野菜が食べたくて調布の駅ビルの成城石井でサラダとおぼろ豆腐とキムチとビール、迷った末に塩豆大福をピックアップして、今日は疲れたからタクシーに乗って帰宅。だけど結局サラダは食べず、お豆腐にキムチを乗せて食べて、いまは大福を食べながらとりあえず気持ちを落ち着け思考を整理するために久しぶりにPCを開いている。今回の旅にはPCは持って行かなかった。少し迷ったけどやっぱり必要なかった。よかった。

さすがにちょっと疲れを感じている。

ベランダで育てているわたしの小さなハーブガーデンを不在の間どうしようかととても思案していたのであるが、どうもこうもしようがないので、リビングよりも気温が上がらない寝室に入れて、水をたっぷりやって出掛けた。でもきっとしなしなになっているかもなぁと思ったけれどなんと無事だった!感激と安堵。君たちはえらい。よかった。だけど来月は今回よりも長いまる一週間留守にするので、どうだろうか、8月。

不思議とビールが全然おいしく感じない。アサヒの不買運動が続いている。

仕事とはいえ、東京から出かけていくことに対して葛藤はある。自分の中の落としどころはまだ見つけられていない。わからない。そしていま東京に戻り、はっきりと地獄に帰ってきた、と思う。だけどわたしはまた来月出かけていくのだ。そのことを、どう折り合いがつけられるのだろうか。わからない。PCRはしているけれど、それだって気休めのようなものだし、ワクチンはいまのところ打つつもりはない。もし自分が媒介になってしまったら、と考える。背筋が凍るよう。それでも行くのか。

プロジェクトそのものは、概ね順調。対象に一生懸命に向き合えば、間違えたり恥をかいたり落ち込んだりすることはほとんど不可避なのだということを思いながら、これ以上ないほど強い西陽に打たれながら、膝まで海に浸かって気持ちを落ち着けて自分を鼓舞したきのうなのだった。そうしてそれらを、その事実を受け入れることを覚悟と呼ぶのだわ、といま思う。

洗濯ものを今日のうちにやっつけ、ハーブたちにたっぷり水をやりベランダに返す、そしてシャワーを浴びて寝る、今日の残りの任務。

明日からこの5日間のニュースをキャッチアップしなくてはいけないと思うとたいそう憂鬱。でもそれがわたしの生きる世界なのだ。

誠実であれ。

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