9月16日

江國香織を読み終えたそばから江國香織を3冊同時に読み始めるという謎のスイッチが入ったきのう。何をそんなに焦り欲張っているのか自分でもよくわからない。きのうは水曜日(わたしの休みの日)だったし、ほとんど一日本を読んでいた。午前中はベッドで読み、午後は近くのコメダ珈琲まで歩いて。もし気が向いたらと思って一応パソコンも持っていって少し開いたりもしたけれど結局ほとんど進まなかった。そろそろちゃんと原稿に取り組まなくてはいけない。

君島さんが光の速さでマスタリングを上げてくれたので早速納品した。良い感じだ。

コメダには2〜3時間いただろうか。きのうはあまり時計を見なかった。メニューを見てあれもこれも美味しそうだなと思うも食べたいと思うものはなく、特段お腹も空いていなかったのでミルクコーヒー(豆乳、たっぷりサイズという呼び方だったか、大きい方)をゆっくり飲んでいたのだけど、座っているうちにやっぱり何かつまみたくなってぱっと目に入ったピザトーストを頼んだら、間に卵のタルタルが挟まった厚切りのトースト2枚仕立てのもので(いやもちろんメニューにはそういう写真がちゃんと載っていたのだけれども)あぁこれは食べられないかもと思ったけれど食べてみたら意外とするする食べられてあぁ食べられるじゃんと思ったけれど、そのあと夜までずっと胃がぱんぱんでとても辛かった。美味しかったけど。

最近はなんとなくほとんど炭水化物らしい炭水化物を食べない食生活に落ち着いていたのだけど、少しは食べた方がいいかなと思ったりして、この一週間くらいは粉物を久しぶりにちょこちょこ食べた(母が突然ホールで買ってきたアップルパイとか)。でもやっぱりよっぽど食べたいとき以外は食べなくても良さそう。その時その時でちゃんと体と会話する術をもう少し身につけたい。まだいろいろ邪魔な思考や感覚が働いてしまう。

夜になる少し前に家に帰り、車で買い物に出た。豆乳やワインや炭酸水など液体の重いものをまとめ買いし、帰ろうと外に出ると大雨だった。車で良かった。きのうは一発で上手に駐車できた。やっぱり日常的に運転するわけじゃないし、しても買い物程度なので運転に対する苦手意識は消えないままだ(今だにバックでの駐車が出来ない。なぜかと言えば練習していないからに他ならないのであるけれども。家の車庫は横向きだから難易度としては少し高めだけどだいぶ慣れたので大概は問題なく停められる、でも前にも後ろにも動けなくなる魔のスポットに入ってしまうことが何回かに一回ある)。東京にいる限りはずっとこんなかもしれないな。

夜は少し勉強。やり始めるとやってしまい、遅くまで起きていた。

出版物の総額表示義務化、というのが話題になっていた。消費税の増減があっても都度カバーを擦り直さなくても良いように「価格+税」が通常となっている出版物の価格表記を「税込価格表示に変更せよ」というもので、そうすると当然すでに作られている大量の本は行き場を失い、さらに刷り直しには多額のコストがかかるため中小の出版社は潰れかねないほどの負担となり、さらにこれまで採算ギリギリで作られてきたリトルプレスの本などは今後生産が難しくなってしまう。大手出版社と大量に生産される出版物のみが生き残り、書籍の多様性は失われかねない大問題、というのがきのうわたしが知った概要。

どうしてこうも大切なものを踏みにじられるようなことばかりが次々起こるのだろう。大急ぎで財務省に意見を送った。悲しい。どうにかしてほしい。この狂った全てを。どうにかしたいししていかなくちゃいけない。

若い女性のリーダーが次々と誕生し活躍している諸外国を尻目に自国のお粗末さにはこれ以上ないほどうんざりしているし、この状況を心底恥じている。本当の本当に絶望し諦めてしまわないように、信頼する人たちと小まめにコミュニケーションを取ろう、ということを思った。今日はちょうどともまつと会う日だから元気だそう。日々は続いていくからまずは足元をしっかりと、というきのうも書いたことを何度もくり返し。

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