5月8日 竹ちゃん

エアコンが苦手だが、この数日は暑過ぎてなにもできないので家でも冷房をつけていた。今朝は涼しいから窓を開けて風が入っていいなぁと思いながらだけど熱いコーヒーを淹れて飲んでいたら首筋を汗がつたっている。

きのうは帰り道なんとなく各駅停車に乗ったら梅ヶ丘の駅で止まり、祖師ヶ谷大蔵駅付近で乗客のトラブルがあり復旧には30分以上はかかると思われる、とのアナウンス。迷ったけれど電車を降りて東松原まで歩いて京王線で帰宅。梅ヶ丘の駅前のコンビニでハイボールとチョコレートを買い飲み食べながら東松原まで歩いた。ハイボールとチョコは全然合わなくて、そもそもわたしはハイボールという飲み物が別に好きではなくて、というかそもそも別にお酒が飲みたかったわけでもなかった、半分ほど飲んで残りは捨てて電車に乗った。

わたしは一昨年の夏に加計呂麻に行くまで豪徳寺に住んでいたので梅ヶ丘も東松原もよく使った。あの頃はしょっちゅう友達が家に来ていて、なんかふと竹ちゃんのことを思い出して、それはなぜかといえば確か深夜にやってきた彼女がうちに泊まっていって、翌日東松原の駅まで送って行って、時間だけはありそして寂しがり屋だったわたしたちは通りかかった駅の近くのインドカレーのお店に入り一緒にカレーを食べた、ということを思い出したからだった。わたしと竹ちゃんは同い年で、あの頃はHELLO AND ROLLの織愛も一緒によく遊んだ。un/baredを一緒にやっているともまつと出逢わせてくれたのもふたりだった。

竹ちゃん元気かなーと思いながら、竹ちゃんが昔やっていたはこモーフというバンドのアルバムを聴きながら歩いた。意外と知っている曲があった。そういえば織愛と3人でライブをしたときにはこモーフの曲を一緒にやったことがある。当時Motionの店長だったタクトさんもどでかいボードと共に参加してくれた、ような気がする。竹ちゃんはセーラームーンの曲のカバーをやったりしてわたしの度肝を抜いたのだった。

竹ちゃんはなんか、いわゆるバンドマンと呼ばれる世の中のイメージをそのまま具現化したようなところがあり、少なくとも当時のわたしにはそう見えた、それがわたしにとっては新鮮で眩しくてカッコいいなぁと思っていた、もちろん苛立つこともあったけれど、でもだからわたしも気負わずに竹ちゃんの前ではわりとダメなやつでいられたような気がする。変な言い方だけど。

竹ちゃんはすごい曲を作るひとだ。よしむらひらくと竹谷依実子はすごい、ソングライターとして頭ひとつ出ている、と思っていた、そしてそれは今でも変わらない。ずっとそう思っている。

竹ちゃんがその後はじめた団欒というバンド(CIRCUS FESにも出てもらった)もとても良かったのだけど。竹ちゃん元気かな。

きのうのsessionを聴きながら、広島と長崎に想いを巡らせている。

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