11月21日

気圧のせいか頭と体がとても重たい。胃も重たくて食欲がないので朝のスムージーのフルーツはバナナだけにしてキャロブを入れて温かくして飲んだ。こういうときはなんとなく悲しい気持ちになるもので、体と心のその紐付き方を興味深く思う。

農薬不使用のパクチーをもらったので、じゃがいもを買ってきて一緒にサラダ。少しナンプラー。この組み合わせはとても好き。中途半端に残っていたかぼちゃとレンチルのポタージュはマフィンにした。かぼちゃのマフィンはいつも間違いがない、ココナッツフレークを少し入れた。

今月前半は順調に働かない日々を送っていたけれど、後半は思いがけずお店の方の仕事でバタバタとしており気がつけば毎日せっせと働きに出ている。でも自分の好きにやらせてもらっているから楽しいし苦ではない。期間限定でお店にちょっといいスピーカーとレコードプレイヤーが来ていて、レコード聴き放題でわたしはとても楽しい。そんなんで、きのう帰って湯船に浸かろうとお湯をはれば、その中で久しぶりに眠ってしまい、目が覚めた後もなかなか立ち上がる気になれずぐずぐずとしていたらお風呂から上がったときにはまる2時間が経過していて何度も時計を見直して考えてみたけれどそれはどう考えてもやっぱり2時間なのだった。

そういえばまた夢をみた。わたしには妹がいてわたしたち二人はどこかに売られるだか殺されるだかなんかそんな運命の中におり、淡々とそれを受け入れながら小さなお膳に出された食事をお座敷で正座をしながら食べていた。着物を着て、髪は低い位置でひとつに束ねていた。そうして場面は急に変わってわたしは舞台かテレビドラマか何かしたらの装置の中にいた。照明に明るく照らされたやたら天井の高いその板の間で、さまざまの男女がほとんど裸のような状態でごろごろとリラックスしていおり、わたしの隣にも誰かがいてそのひとはわたしに重なるようにして、わたしの左肩から生えていた透明の長い一本の毛をぷつんと抜いた。

姉が数日東京に帰ってくる。わたしは姉のことは好きだけれど、同時に嫌悪というか恐れみたいな気持ちも去年おととしからはっきりと抱いている(あるいは以前からあったその気持ちが明るみに出たのかもしれない)。自分は愛されて当然の存在だという前提に基づく彼女の行動や言葉はわたしを疲弊させそして自分との相要らなさに打ちひしがれたような気持ちになるのだった。

お店で聴こうと思い自分のレコードを引っ張りだして持ってきた。いつかいいオーディオとプレイヤーのある家に住むのはわたしのささやかな夢。

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