好きな住民

コンビニに行こうとマンションのエレベーターに乗ったら、途中で好きな住民が乗ってきた。好きな住民は男性で、ウーバーイーツの配達の仕事をしている。
その人はよく近所の銭湯に行っている。その時もかごを持っていたので、銭湯に行ったんだと思う。
よく銭湯に行っているのがその人の好きなところ。ウーバーイーツの配達は体が疲れると思うし汗もかくと思う。その後銭湯で大きなお風呂に入るのはさぞ気持ちいいだろう。

わたしは「不潔でおなじみ」というタイプではないけど、精神的に風呂に入るのがめんどくさくなる時がある。風呂に入ればさっぱりできるのに、それができないことがある。ただのめんどくさがりを複雑そうに言っている。
気分が晴れない時、刺繍を始めたり文章を書き始めたらそれに没頭できるはずなのに、悲しさや辛さをじっと見つめて辛くなるようなことをしてしまう。
友達が落ち込んだり悲しい時には風呂に入ってほしい、だからわざわざ「風呂」という刺繍をしたけど、自分が風呂にすら入れないとは。それに対して好きな住民は自分で銭湯に行っている。
好きな住民は健康的で気持ちいいことを自分で選んでできているのですごい。

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