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湘南に越してきてよかったこと

去年の4月、サザンオールスターズ激推しの街(茅ヶ崎)に越して来た。
サザン通り商店街、サザン神社、書店にはサインと写真、サザンの曲が流れる花火大会。
若い人には「誰?」って感じかもしれないし、桑田さんも良いご年齢だし、こんなに推していて大丈夫なのかと勝手に心配になったりもするけれど、他に推せるものがあるだろうか。

海。自由なファッションの人が多いこと。人口がそこそこ多い(約24万人)わりに街がコンパクトであること。行列や混雑が少ないこと。湘南T-SITEとかテラスモールとか(両方ともお隣の辻堂駅が最寄)のお洒落なイメージ。都心へもどうにか通勤可能なレベルであること。あとはー、あとはー?

他人の目を気にしている人が少なそうなこと。
トーキョーの中心部でスーツやオフィスカジュアルに身を包み、一分一秒を競うように闊歩する人たちのギラギラした感じがない。(実際スーツの人の目撃率はとても低いし、人が歩く速度も遅いと思う)
何というか平和。空が水色でうろこ雲がサーッと広がって、今日も天気イイな、最高だな、アイス(駅から海へ向かう方向に2つのショップがある)でも食べて気持ち良くいくか。そんなゆるっとしたことを考えがちになった気がする。

地代は高いし、横浜(電車で30分)あたりまで出ないとオフィスワークの求人は少ないから、何となく良さそうというフィーリングだけで転居するのは難しかった。

トーキョーには何でもあるし、交通の便も良いし、手厚くなりつつある子育て支援のニュースを耳にしては失敗したかなと思う日もある。
けれど、里山公園(昔ながらの谷戸を保全している有料の公園)で両手に棒切れを持って走る子どもを眺めていると、越してきて良かったと思う。

最近ではトマト狩りが楽しかった。ミニトマトの種類が豊富で、食べ比べを楽しんだ。ピッコラカナリアという、青臭さがなくて糖度が高いフルーツのような品種が好みだった。

辻堂の海浜公園でシールズのパンを食べていたら、トンビにかっさらわれてびっくりなんてこともあった。ここのパンは食べ応え十分だから、トンビも大満足だったはず(笑)ハード系(イベリコ×セロリ)とピザが美味しかった。こってりしていそうな見た目ほど油がうるさくないと感じたのは何故だろう?

子育て中で行きづらい場所、行けていない場所も少しずつ開拓していきたい。毎週末、天気予報を気にしつつ、どこに繰り出そうかワクワクしている。



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