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書く日記「中東のエナメル」

とにかく書く気分なので書きます。

2024/06/05

近頃、疲れが喉鼻にくる。
2週間前に体調を崩した。めずらしく母もダウン。家族全員体調不良。

数日前からまた喉にほんのり違和感。
困ったな。やりたいこと山ほどあるのですが。

あまりにも肩が張るので、整骨院に行った。
頭と目と腕がガチガチらしい。
目の疲れが肝臓にまで届いているらしい。
体ってつながっているんだなと当たり前のことを考える。
一部分をどうにかしようとか無理な話。体のこと、全体として捉える。

家から歩いて10分ほどのところにあるカフェにいく。家の近くに居心地のよい場所がある。近さって重要。
皆川さんの「ミナを着て旅に出よう」を読む。皆川さんの核としているものはとてもシンプルだ。言葉になんどもしてきたこと、考えてきたことなんだろうなと思う、一度読んだだけですっと入ってくる。
皆川さんのデザインは言葉から出発している。
わたしはというと、言葉にすることを逃げている節がある。言葉にしなくていいこともあるじゃないかって。自分を正当化しているだけなのだろうか。めんどくさがっているだけなのだろうか。

遠くに出かけるのが億劫になってしまっている。でも外の空気を吸いたくてこのカフェにきた。
窓から見える緑とプラスチックでできた電飾。いちじくのケーキが美味しかった。コーヒーはスウェーデンを思わせるストロングタイプだったのでミルクをすべて注いだ。ミルクをもらうか迷っていたが、もらっておいてよかった。

ケーキとコーヒーが空っぽになってからは、ノートに向き合う。気づいたら子どもたちとの日々のあれこれを考えていた。
子どもたちと、わたしのものづくりライフ。
子どもたちとここ2か月一緒に見てきたもの、感じたものを形にしてみる。絵ではなく形。園庭に落ちているいろいろな実、なにかが通じあったと思ったあの瞬間、子どもたちの心の支えである虫たち。こういうものがなにかしらで表現できたら、廃れない、どんな時代にも耐えうるものになるのではないか。そんなことを思った。

カフェには雑貨やアクセサリー、食器など世界各国から集められたものが雑多に置いてある。ずっと探し求めていた極太指輪を見つけた今日のラッキーレディーはわたしです。
中東で買ったものらしい。表面はブルーとグリーのエナメルで花柄のように見える。出会えてうれしい。

他にも、金属で作られたネックレスやブローチがある。
つい先日、知り合いの彫金教室体験で指輪を作ったばかり。金属に対する解像度が少し上がったと気づく。今日はなんだか細かい作りに目がいく。
彫金でアクセサリーなどを作る彼の作品は、繊細で美しい。金属の持つ特性を活かしたデザインに惚れ惚れする。手料理も抜群に美味しい。彫金後に食べた餃子は最高だった。作り手の愛情が作品に出るのだと彼は言っていた。

カフェで1時間過ごしていたら、コーヒーのおかわりをサービスしてもらった。また苦みと濃さにガツンとやられるかと思いきや、2杯目はそれほどでもなく、ミルクも砂糖も入れずに飲むことができた。
無償の愛という名のおかわりだから、なのか?



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