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会社のファンを増やす広報の魅力。描く未来の実現に向け駆け抜ける30代女性の挑戦 〈ギークス株式会社〉

ギークスのことをもっと知ってほしい!最適な手段で社内外とコミュニケーションを図る

ITフリーランスの働き方を支援し、企業向けに技術リソースのシェアリングを提供するIT人材事業をはじめ、複数事業を展開するギークス株式会社。4年前に広報の立ち上げメンバーとして未経験で入社した松井さんは、現在広報チームリーダーとして、ギークスの認知向上のため社内外に対し様々な手段で情報発信をしている。「広報は天職」そう笑顔で話す松井さんに広報の魅力や仕事に対する想いを尋ねた。

新しい気づきと学びに触れる日々。急成長中のIT企業で活躍する広報チームのリーダー

2015年、ギークスの広報立ち上げメンバーとして入社した松井さん。会社やサービスのことを社会に伝えるために、広報戦略の立案、プレスリリースやブログの発信、社内コミュニケーション活性化の施策など、多方面に向けた発信を行う広報チームのリーダーだ。

2019年3月の東証マザーズ上場に際し、ブランディングの強化や、取引先・顧客・社員・求職者などのステークホルダーとのコミュニケーションツール見直しにも力を注いできた。

「常に意識していることは、誰に何を伝えたいのか。その人たちにどういうアクションを起こしてほしいか。伝えたい人によって、伝える手段も変わります。ただ一方的に発信するのではなく、次の一歩を踏み出せる発信を心がけています」

情報収集や世の中の動きを把握することも広報では大事な業務のひとつだ。社内外に高くアンテナをはり、最新のニュースに幅広く触れているため、毎日新しい気付きがあることに刺激を感じているという。

「外からのニュースに限らず、社内からもたくさんの学びが日々あります。インタビューなどで社員の仕事に対する姿勢やポリシーに触れる機会も多く、毎回心が強く動かされます。一人ひとり想いを持ってこの会社に集まってきているので、それを一つずつ紐解いていくとストーリーの塊なんです。毎回勉強になっています」

経験値を高める環境に身をおきたい。ひとつの感動体験が広報を目指すきっかけに


松井さんがギークスで広報になったのは、30歳目前にして行ったキャリアの棚卸しがきっかけだった。

「どんな自分で人生を終えたいか考えて、逆算してプランを組み立てたんです。そしてやりたいことを実現できる会社を条件に企業選びをしました。私の想いを全て伝えた上で、『うちで実現できるからおいでよ』と言ってくれた会社がギークスでした」

彼女が設定したゴールは、次の世代を育て、人生を終えること。そのためには、まずは経営に近いポジションに身を置き、自身の経験値を積みたいと考えた。

そこからなぜ広報職に至ったのか。その理由を紐解くと、前職で海外の無電地域を訪れた経験が関係していた。

「子どもたちは学校へ行かず親の農業を手伝い、農業以外に触れることのない環境を目の当たりにしました。いかに自分が恵まれているかを感じると同時に、この子たちの将来の選択肢を広げてあげたいという思いに駆られました」

夜電気があれば農業以外のことに触れる時間ができ、職業の幅を広げられるのではないかと考えた彼女は、無電地域にソーラー発電のランタンを送るボランティアをはじめた。

「自分が踏み出した小さな一歩で、一人の人生が変化し、地域が変わり、国が変わり、いずれ世界が変わるきっかけになるかもしれない。広報も一緒で、メディアを通じて新しいサービスやカルチャーを発信することで、世の中の動きに変化を与えることができることにとてもロマンを感じます」

メンバーが生き生きと働けるように。彼女のチーム作りへの想いとは

広報未経験で入社した松井さんは、会社の認知向上のためにできることを探し、がむしゃらに新たな取り組みをチャレンジしていった。

そして会社の成長とともに業務の幅も拡大していき、広報チームをつくることとなった。

「それまで全部一人でやってきて、初めて教育する立場になりました。チームメンバーには自分の経験を存分に伝えていきたいという想いもありますし、逆にメンバーが入ってくれたことによって自分にはなかった視点に気づくことができて、自分の経験値も広がっています」

そう明るく楽しそうに話す松井さんの表情から、意見を素直に伝えあい成長しあえるチームの関係性が見え、チームメンバーに対する信頼と愛情が伝わってきた。

「メンバーには得意なところをどんどん伸ばしていってほしいと思っています。本人のモチベーションにもなりますし。それ以外のものを分担してみんなで支えあっていくことで、チーム全体のパフォーマンス向上に繋がっていると感じています」

部下の優れた点を見出し、その能力を最大限に活かすという彼女のマネージメントスタイルが、自走するチームづくりに繋がっているのだろう。

メンバーの成長フェーズに合わせコミュニケーションの取り方を変えてきたと話す松井さんだが、あらゆるステークホルダーに対し最適なコミュニケーションを探る広報のスキルが、チームビルディングにも活きているのかもしれない。

変化を楽しみ、挑戦していく。経営に寄り添い課題解決できる広報に

ITフリーランスの働き方を支援するIT人材事業から始まり、時代の動きを読み事業
の幅を広げてきたギークス。会社全体が「変化に強い組織でいよう」という意識が強く、その環境を楽しみながら挑戦していこうとする社員が集まっているという。

「成長意欲が高いメンバーが集まっているので刺激になりますし、自分の幅を広げていける環境です。変化しないと成長は止まってしまいますから。そういう組織の土壌がある上で、広報として外の世界に触れて色々吸収することで、経験値が累乗で積み重なっている感覚です」

そう話す松井さんは、どのような変化をしていきたいと思っているのか。今後の目標を聞いてみた。

「広報って経営戦略のひとつだと思うんです。広報はもっと経営に寄り添って、会社の課題を解決できるようなポジションでありたいと思っています。そういう意識を持った広報メンバーを増やして、より良いパフォーマンスを上げる強いチームを作っていきたいです。」

そう想いを語ってくれた松井さん。思い描く未来の実現のために挑戦を重ねるその姿は、女性としての強さと輝きに溢れていた。

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