経営企画 中途入社 30代 拡大期から会社を支える33歳。愉しんで働けるのは結婚してもスタイルを選択できる環境だから。 〈株式会社アウローラ〉
フリーターとして20代を過ごし、入社したアウローラ。急成長する会社と歩みをともに
専門学校を卒業後、20代後半までフリーターをしながら海外を旅するなど自由を謳歌していた藤江さん。アウローラでは未知の職務への挑戦を楽しみ、成長のチャンスをつかんできた。そして勤続6年目に与えられたのは、劇的なスピードで変化を続ける会社のMPA(企業理念)を啓蒙するという新たなミッション。自由と挑戦を追い求める藤江さんがアウローラで働き続けるのは、様々なライフステージにいる女性にとっても働きやすい就労環境と実現したい夢があるからだ。
アルバイトのつもりで面接を受け、まさかの正社員雇用。採用理由はお酒好きだから?
誰もが「人生を変えるほどの出来事」を経験するわけではないかもしれない。しかし藤江さんは、感受性豊かな小学生時代にそんな経験をしていた。
「当時通っていた英語教室の先生のアメリカにある別荘へ遊びに行ったんです。そこで出会った人との異文化交流や体験を通して『世界って広いんだ』と衝撃を受けました。それ以来、海外に行きたい願望や早く独り立ちしたいという思いが強くなりました」
旺盛な独立心から、専門学校を卒業するとすぐに一人暮らしを始めた藤江さん。アルバイトを掛け持ちしてお金を貯め、貯まったら海外を旅するといったスタイルで自由を満喫していた。
「20代後半になり、当時勤めていた会社の経営状態が悪化したことをきっかけに求人情報を見ていて。そこでアウローラを見つけたんです。若い女性スタッフの写真が元気で楽しそうだったのと、オフィスが綺麗そうだな、というだけで面接に行きました(笑)」
アルバイトのつもりで気軽に応募し、ラフな服装で面接に臨んだ藤江さん。しかし面接官がビシッとスーツをキメていて「落ちたな」と思ったそうだ。
「でも正社員で採用されてびっくりしました。お酒の話で盛り上がったりしたので、ノリとか雰囲気が合いそうという理由だったのかな(笑)」
当時の面接官は現在、営業部のマネージャとなっている。ポジティブな藤江さんのチャレンジ精神やコミュニケーション能力、そしてポテンシャルを見抜いたのではないだろうか。 かくして藤江さんはアウローラに入社することとなった。
前向きに考え挑戦し続ける。業務・フロー改善で感じた大きなやりがいと喜び
前職での経理サポート経験を生かし、はじめに配属されたのは経理部だった。そして着実に周囲からの信頼を得た藤江さんは、2年後に審査部に異動する。
「自社の求人媒体に広告を載せる企業様の事業内容などが規定に合っているかを確認し、掲載可否を判断する部署です。審査部は1人しかいない部署で、前任の方が退職される1ヶ月前に異動して業務を引き継ぎました」
初めの2年は既存のルールの上で業務をこなしていた。しかし職務に慣れ自信がついてくると、業務のムダが見えてきたり効率化を考えられたりするようになったと言う。
「上司に相談しながら業務改善をしていきました。決められていたルールやフローをガラッと変更するのもすべて任せていただいて、すごくやりがいを感じました」
アナログなやり方や営業スタッフの手間になっていた審査方法。それを少しでも改善しようとゼロベースで構築し直していった藤江さんは、大きな達成感を抱いていた。
「営業とのコミュニケーションもすごく多かったので、『いつも助かってる、ありがとう』と言ってもらえると嬉しくて。すごくやりがいを感じていました」
しかし入社して6年が経つ頃、藤江さんはある不安にとらわれる。猛スピードで成長していく会社の変化から、自身が取り残されているような気がしてきたのだ。
「私が入社した頃は社員数も50人足らず。それが急に200人規模になり、今もものすごいスピードで変化し続けています。さらに大きく変わったのはMPAという企業理念が策定されたこと。それに沿って日々の業務を進めていくというのが一番の変化でした」
自分は会社と同じように成長できているのだろうか?そんなモヤモヤを抱えていた時、1つの転機が訪れる。直属の上司である専務から、アカデミー部への異動が提案されたのだ。
不安、でも心機一転のチャレンジ。失敗を恐れずひたすら前に進んでいくのみ
アウローラが何よりも大切にしている「女の子の世界を変える」というミッション。そのために何をし、どう在るべきなのか。その企業理念を啓蒙していく部署がアカデミー部だ。
「会社のミッション(企業理念)を体現するためにどう考え、行動していくのか。その学びの場を提供する部署です。実際には、四半期ごとの社員総会や入社式などのイベントの企画設計や運営も業務の一つとして行っています。社員に楽しんでもらう中で、しっかりと会社の企業理念を浸透させるのが目的です。」
これまでと全く違う職務を任されることとなった藤江さん。異動することに抵抗はなかったのだろうか。
「最初は不安しかありませんでした。私に講師が務まるだろうか、社員の方が希望している研修を組めるだろうか、楽しんでもらえる企画ができるだろうか、と。でも何ごとも前向きに考え挑戦し続けるのが私らしさだから、迷いはありませんでした」
そう晴れやかな表情で語る姿は、むしろ今までとはまったく違う環境でのチャレンジを楽しんでいるようにも見える。
「講師トレーニングを受けたら通常の業務にも活かせる考え方があり、学ぶことが多かったです。異動したばかりだけど、少しずつやりがいや楽しさを感じられてきました」
前向きに、そして意欲的に学びの機会をとらえステップアップしていく。そしてヒアリングや打ち合わせでは、高いコミュニケーション能力が活かされているようだ。
「まだまだ十分と言えるスキルはないので日々勉強して精進していくのみ。でも社員の満足が得られるようにがんばります」
社員の事を本気で考えてくれる会社だから、結婚や出産後の働き方に不安はない
2012年に入社し最近結婚した藤江さんは、アウローラの創業期を知る社員の1人でもある。長く働き続けられる理由はどこにあるのだろうか。
「みんな仲が良くて風通しが良いから、役職や部署は関係なく気さくに相談に乗ったりフォローしてくれたり。異動の話も、専務が私の成長のために背中を押してくれた感じだったので、私のことを見てくれているんだなと感謝しています」
フルフレックスで月間160時間働けばOKというアウローラ独自の「RASHISA(らしさ)シフト」や福利厚生の充実、女性に優しい制度があることも、仕事のモチベーションアップにつながっているようだ。
「実家がお店をやっていて平日休みなのですが、RASHISAシフトのお陰で家族と過ごす時間が増えました。毎月のオシャレ手当で友人のネイリストにネイルをしてもらったり、住宅手当でちょっと良いところに住まわせてもらったり。プライベートも楽しめ、大切にできるこの環境は本当にありがたいです」
イキイキとした表情から、仕事もプライベートも充実している様子がうかがえる。そんな藤江さんがアウローラで自身の成長を望むのには、実は大きな理由があった。
「いつかスナックバーをやりたいんです。友達やお客さんとお酒を飲みながら話して、好きな音楽を流すプライベート空間みたいな。今は色々なことを学べる時期だからたくさん経験させてもらって吸収して、40〜50歳くらいになってできたら良いな」
真っ直ぐな瞳でそう夢を語る藤江さん。これから起こるかもしれない、女性ならではの働き方の変化にも躊躇は無いようだ。
「子どもができても何の心配もいらないと思っています。産休育休はもちろん取れるし、アウローラはこれから保育園を増やしていく計画だから、子どもはそこに預けられる。時短やRASHISAシフトを活用して、いろんな働き方もできます」
現在のアウローラは若い女性社員が多い。これから結婚や出産という転機を迎えるスタッフも多いだろう。しかし「復帰できるかな、と不安に思っている人はまずいない」と藤江さんは断言する。 それほどまでに社員の信頼を得ているアウローラ。女の子の世界は、すでにここから変わり始めているのだ。
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