見出し画像

Kyashにおける事業開発担当者とエンジニアの関わり方

この記事は Kyash Advent Calendar 2019 7日目の記事です。

これまで Kyash Advent Calendar 2019 はエンジニアによる投稿が多かったですが、今回はビジネスサイドの視点から、エンジニアを含む様々な職種のメンバー達と一緒にプロダクトを創っていく過程や楽しさ、大変な点について書きます。そもそもアドベントカレンダーの存在を知ることも参画することも、エンジニアと近い距離で働けているからこそ実現できていると思います。ということで、「いつもありがとうございます!」とまずは感謝の言葉からスタート。

自己紹介

2018年3月Kyash入社。事業開発として国際ブランド含むパートナー企業とのアライアンス構築等を担当。現在はKyash Direct事業において、オリジナルなVisaカードを創っていくパートナー企業の開拓からローンチとその後の運用までのサポートも全体的に担当。柏レイソルをこよなく愛する。

事業開発とは

自己紹介にもあるように、パートナー企業とのアライアンス構築等を担当しています。具体的にこれまで関わってきた案件を挙げると、セブン銀行ATMからのチャージVisaカード発行ライセンスの取得ブックオフの店頭買取金の受取などが挙げられますが、いずれもビジネスサイドで合意して終わりというわけではなく、エンジニアや広報などとの連携が必要になってきます。以下、Kyash Directやクラウドキャスト社によるStapleカードの発表を事例として取り上げ、事業開発担当者とエンジニア等の関わり方を紹介していきます。

構想段階からサービスの構想発表まで

「簡単・柔軟に国際ブランドカードをワンストップで発行できるプラットフォームを創っていこう!」と決める前だけでなく、継続的に海外で近しい事業を営んでいる企業の調査を実施しています。参考になるサービスを見つけた時にはチームのメンバーにslackで共有をし、要点を社内ドキュメントにまとめる場合もあります。

そのサービスがどんな構造で作られているのかなどエンジニアに役立ちそうなことも記載するのですが、それだけでなくユースケースを把握し共有することに力を入れています。そうすることで自身が様々な企業と話すうえでプロダクトの完成形がイメージしやすくなったり、そもそもどういったマーケットを取り込んでいくべきかを考える参考にもなります。加えて、開発を進めるにあたり最終的にどのような姿で世に出していきたいのかエンジニアとビジネスサイドでイメージを共有することにも役立ちます。サービス発表に向けプランニングや開発を進めていたのですが、継続的にイメージを共有していたことでその後細かい議論を進む際のベースが出来上がっていったと思います。

ゴールデンウィーク前にサービスの構想を発表すると決めてからは、広報担当者とのコミュニケーションが増えました。Kyashの場合、プレスリリースを実施するときは広報がリードして掲載する画像をデザイナーと作ったり、記載内容の調整を行います。事業開発としてはこのプレスリリースを見て興味を持った企業の方から問い合わせが入ることを想定し、主にターゲットとしたいユースケースの選定に力を入れました。また、プレスリリースに限らず表現の細かい部分にこだわって自身の意見を伝えることも多いです。こうして無事に記者会見とプレスリリースが実施され、水面下で進めていたKyash Directがオープンになりました。

画像1


サービスの構想発表からローンチまで

興味を持っていただいていた企業の方にKyash Directの概要をお伝えすると、ポジティブなフィードバックを頂戴することがとても多かったです。このようなフィードバックを直接もらえるのが事業開発の醍醐味ではあるのですが、それを独占するほど意地悪ではないので(笑)、エンジニアなど関わってきたメンバーにはそのフィードバックをしっかりと伝えました。どのように受け入れられるのか期待も不安もありながら水面下で開発を続けてきていましたが、ポジティブなことがあった時に一緒に喜べるのがKyashで働く一つの楽しさかと思います。

画像2

(まだチームの人数が少なかったのでリアクションが少ない・・・)

一方で同時期に、プロジェクトのスケジュールに関するコミュニケーションにどうしても納得できない点があったので、それに対してオープンに自身の意見を伝えました。発言には少し勇気が要りましたが、納得できないという意見を表明できる場があり、それを真摯に受け止めてくれる仲間がいる環境でもあると思います。

画像3

時が経つにつれてチームのメンバーが増え、同時にプロジェクトの進行に伴いパートナー企業とのコミュニケーションも増えました。そのため社内のメンバーそれぞれとコミュニケーションをとる機会が相対的に減ってしまったのですが、その影響か自身の意見をしっかりと伝えることができなかったり、反対にメンバーの意見を勘違いして受け取ってしまうケースも出てきました。

そのようなときはKyashのバリュー(価値基準)の1つである「頂点志向(※)」をベースにしながら、次回同様のことを引き起こさないように納得できるまで時間を割きコミュニケーションを重ねるようにしています。違和感を覚えた時点でコミュニケーションを取っておかないと後から修正・調整するのは困難になるケースが多いので、その違和感を大切にしてなるべく率直にコメントをするよう心がけています。

また、プロジェクトが大きくなってくると今エンジニアが取り組んでいることが最終的にどのように世に出ていくのかイメージがしにくくなると思っています。会社や事業への貢献の実感しやすい点はスタートアップで働くひとつの醍醐味だと感じているので、最近どのような企業と話しているのか、どの機能を利用してどんなプロダクトにしていきたいと思っているのかなどは、事業の月次報告会やたまにエンジニアの振り返りミーティングにお邪魔して定期的に共有するようにしています。

Kyash Directの提供開始およびStapleカードの発表を10月に行い、新規事業を立ち上げる楽しさと大変さを味わいながらもひとつの区切りを迎えることができました。様々な意見をぶつけてきたことで個人としても会社としても成長できていると思いますが、引き続き社会の役に立つプロダクトをより多く、より高品質に創っていきたいです。

画像4

決済業界のレクチャー

話が変わりますが、より強固なチームとなるために個人的に特に力を入れていることが2つあり、ひとつは入社時の決済業界のレクチャーです。

Kyashは採用を積極的に進めていることもあり、毎月新しいメンバーが入社しています。新しいメンバーがなるべく早く活躍できるようオンボーディングを工夫していて、既存メンバーから必要な知識をインプットする場を用意したりもしています。その中に、僭越ながら私からの決済業界のレクチャーを受けるという項目が入っています。以前Kyash Blogにも書いたのですが、決済業界は関連するプレイヤーが多く法規制の理解も重要なので、働くうえで最低限知っておくべき内容をお伝えしています。入社間もなくのメンバーと必ず話せる機会なので、業界の話をするだけでなく自社の事業や社内用語なども幅広く紹介し、何でも聞けるような雰囲気にすることを心がけています。

(そろそろ応用編を書かないと。)

クラブ活動

もうひとつ、本職と言っても良いくらい力を入れているのがクラブ活動です。Kyashにはクラブ活動補助制度が存在し、体育系/文化系は問わず参加者全員で何か体験を共有できるものに対しては2,000円/名を月間上限にクラブ活動費が支給されます。他にもボードゲーム部などが存在します。各自プロジェクトの進捗が異なったりプライベートの予定もある中で日程調整に多少苦労することがありつつも、私は自他共に認める(!?)フットサル部の部長として、ほぼ毎月フットサルを企画をしています。

画像5

最近は参加可能なメンバーが増えたことでコンスタントに活動をできており、フットサルを思い切り楽しんだ後に中華料理食べ飲み放題で胃袋を満たす流れが完成しつつあります。以下は11月にフットサルをした際の写真ですが、左から経理、オペレーションチームマネージャー、ウォレット事業エンジニア、事業開発(私)、ウォレット事業エンジニア(Tech Lead)で、担当事業や職種がバラバラです。毎月のようにメンバーが増えてきている今だからこそ、職種等関係なく楽しめるクラブ活動にはもっと力を入れて、オンもオフも本気になれるチームになっていきたいです。

画像6

おわりに

Kyashは一緒に頂点志向で突き進める仲間をまだまだ募集中です!フットサルの好き嫌いは問いません!(笑)
興味がある方はぜひご連絡ください。

Kyash id: nozomu1122

※ 頂点思考: 「ベストの一歩上を目指して続けていこう」というマインド。見出し画像は日本の頂点、富士山です。

読んでいただきありがとうございます!ぜひシェアやフォローをお願いします!サポートも嬉しいです。