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ヤンキーステーション

宮崎旅の最終日は高千穂

待望の朝
カーテンを引くと
空は真っ白

残念だけれど
今日は一にち
日焼け止めなしで過ごせそう

250㍉㍑入りビールの缶を片手に
涼しげに霞む
宿のまわりをゆっくりと散策

瞳を瞑り
深く呼吸をして

降りそそぐ陽ざしの下に佇む高千穂峡
真名井の瀧の景観に想いを馳せてみる

ところがだ

本日一社目の荒立神社に向かっている間に
みるみるはりついた雲がはがれ散ってゆく

またしても
眩い太陽の光が顕れた

てか暑ちぃ!

鞄の奥にしまってしまった
日焼け止めクリームを大慌てで取り出し塗布する
色白乙男

二社目
昨夜神楽を鑑賞した
高千穂神社を正式参拝

宮司さんの上げる
心地よい祝詞の最中

『この日この時この場所に
自分が居るその意味は?』

人知れず問いを投げてみる

答えは

《うまれかわるため》

なるほどな…

手を繋ぎ
三周回ると
生涯仲良し

そんないわれのある
夫婦杉のまわりを

手と手を結び
黙って歩みを進める老夫婦の姿に

思わず
泪が零れ落ちそうだ

正直に告白しますと

そこには
久しく感じることのなかった

小さな孤独感をもが
含まれていた訳だね

泪目の私が境内で

今回のツアーに同行する
神社ナビゲーターさんと

三日目にして
ほぼ初めて言葉を交わします

スピリチュアル添乗員なる彼女は
個人的に私に興味を持ったようで

こちらの素性を伝えると

「もの書きか音楽家の方だと思っていました」

はい、何れも好きでやってます

そして

「貴方のオーラは無色透明ですね」

色のないオーラもあるんだ

それはつまり

「ピュア過ぎるから」ゆえに

・・・

私がこれ迄
ずーーーっと感じて来た
生きづらさと直結する言葉に

心のうちが
ふっと樂になる瞬間でした

「貴方には人をしあわせにするチカラがある
それを音楽に乗せて伝えていってください」


※今回の記事のタイトルについて
ヤンキー・ステーションとは
プロレスラー ザ・グレート・カブキの入場テーマ曲
宮崎県出身のカブキ選手はその昔
高千穂というリングネームだったことに由来します

私個人のエピソードとしては
カブキ☐ックス時代に
日比谷公園でライヴを行った際の出囃子が
このヤンキーステーションでした
懐かしい!


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旅の幕ぎれ
天岩戸神社

西本宮の洞窟
御神体とされる天岩戸については
ちょっと…言葉になりません

さらに

最後の最後の最後
天安河原宮では

『お前の音を世界に響かせろ』

この魂に轟いた
御霊の言ノ葉を頂戴した

私はこの地に
生きてく意味を確かめに来たのだ。

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