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骨折しました。

昨年の年末に右足を3箇所骨折してしまいました。手術費や入院費など莫大な医療費が掛かることがわかり、当分収入は完全にゼロになるため、このnoteを書こうと思いました。

漫才終わりに舞台袖にはけるときに、階段を踏み外して転んでしまいました。仕事中に起こったことですが、もちろん僕はなんの社員でもないから労災保険的なものは全く出ないので医療費は全部自己負担になります。

早い話が正直に言いますと、お金持ちの方がこのnoteを読んで、かわいそうな奴だと哀れんで金銭をサポートしてくれたらいいなと思い書いています!

現在、僕は35歳で、骨を折ったのは初めてだったんですが、転んだ時に、完全に折れたなと自分でわかりました。漫画のようにレントゲン写真の骨がポキって折れる絵が瞬間的に頭に浮かんだのです。

そこから横たわり劇場のスタッフさんや社員さんが救急車を呼んでくれて、病院に運ばれました。劇場の支配人が付き添ってくれました。このとき多分ほとんどの人は捻挫でもしたんだろうと思っていたと思います。現に病院に着いて、お医者さんも捻挫くらいかなと思っていたと言われました。

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しかし僕はこの激痛は捻挫とかの痛みじゃないなとわかっていました。そして、ああ明日から年末年始でライブが毎日5本くらい続くのに全部出れないぞ、相方に申し訳なさすぎるなあと考えていました。そういや数ヶ月前に親の扶養をやっと抜けてそのままなんの保険にも入ってない、保険証すら持ってないぞ、終わった!と思っていました。

病院に着いてレントゲンとかいろいろ撮って、右足の骨が3箇所折れてることがわかりました。そのうちの一本が螺旋状に折れていて、今ズレてるから、元の位置に一旦戻そうとなり、お医者さんの腕で直接足を掴まれボキボキとされました。この時の痛みが人生で一番痛かったです。なかなか綺麗に元の位置に戻らず何度もやりました。あああああー!痛い痛い痛いー!ううー!あああー!大の大人が泣き叫びました。そして結局ちゃんとは戻らず、骨の中に金属の棒をいれて固定する手術をすることになりました。足首の方もひび割れていたのでボルトで固定する手術も一緒にすると言われました。

全治3ヶ月くらいかなあと言われ、これは長引くなあ、いろんな人に迷惑かけてしまうなあ、申し訳ないなあ、もう当分動く漫才もできないだろうな、と落ち込みました。

即入院だったんですが、いろいろ手続きがあるため少し時間があり、今なら誰かに電話していいよと言われ、栃木の実家に暮らす両親と相方の小野くんに電話しました。みんなとても心配してくれてる感じで、有難いな、本当に申し訳ないなという気持ちになりました。
相方はそのときの漫才の終わりに逆方向にはけていき、そのまま1人で他の劇場でのライブがあったためすぐ移動したので、僕が救急車で運ばれてたことも少し後で知ったと思います。

12月30日の夜から入院。その日はもう夜で、ベッドの上で全く動けず、足の激痛に耐えながら1、2時間くらいしか眠れず朝になりました。年末年始ということで、手術がすぐにできないらしく、年が明けて、4日以降からの手術となりました。本当についてないなと思いました。そういえば、この前、マネージャーさんに、占いで野澤さんの来年の運勢が最悪で最下位ということでテレビで宣材写真を使っていいですか?と言われたことを思い出し怖くなりました。あとで劇場のメンバーの占いがあったらしく、そこでも僕が最下位だったみたいですごく暗い気持ちになりました。

入院も人生で初めてだったので、今まで恵まれて生きてきたんだなあとしみじみ感じました。ベッドの上でひとりぼっちで年を越しました。去年のおもしろ荘は優勝までさせてもらったのに今年は見るとこすらできませんでした。病院は21時半には消灯するからです。

ベッドから全く動けませんが、スマホは触れるので、みなさんのLINEやメッセージで大分救われました。コロナで面会はできなかったのですが、それならば差し入れだけでもとわざわざ持って来てくれた方々も本当にありがとうございます。

しかし仕事のキャンセルがどんどん発表され、申し訳なさと、寝たきりで全く動けずにいる現状からどんどん精神が落ち込んでいってしまっていました。ただ1月2日に配信で観た「ダイヤモンドno寄席」ではめっちゃくちゃ笑って本当に元気をもらいました。お笑いて素晴らしいなと改めて感じました。とっても配信が売れていて、ほとんどの仕事を僕のせいでバラしになってしまって迷惑をかけた相方のためにもこの配信が売れて少しでも収入の足しになってくれたらと思います。

なんとか痛みや精神的な苦痛にもギリギリ耐え忍んで手術の日がやってきました。実家の両親もわざわざ来てくれました。手術室に入り、背中から麻酔を打って管を通すんですが、麻酔の時点で気持ち悪くなって異常に汗が出てしまいました。そっから麻酔が効いて眠って起きたら4時間経ってました。無事成功したよと虚な状態で聞こえ安心しました。

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しかしそれから38.9℃まで熱が出て足の激痛と気持ち悪さでずっとうなされてました。体中管が通され、点滴とカテーテルに繋がれベッドで全く動けず、正直こんな苦しいなら死んだ方が楽だなと思っていました。

そして段々と回復していき体調も良くなってきて、まだ足の痛みとか、気持ち悪さはときどきありますが、今はリハビリも徐々に始めている状況です。

いろんな人の優しさや日頃の健康の有り難さに気付かされ、はやく治してまたお笑いをしたいなあと思っています。ご迷惑かけた人、心配してくれた人みなさんにお返ししないとなあと。

だらだらと書いてきましたが読んでくださりありがとうございました。最初に言ったお金が必要なのは本当ですが、まあ正直自業自得だし、また頑張って働けばなんとかなるだろうと思ってる楽観的なとこもありますので、そこまでご心配なさらずに!

そして皆さんは足元に注意して、いつかどこかで僕のおもしろお笑い骨折お笑いを見てやって下さい!健康に楽しく!

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