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お豆腐のパック

今やスーパーやコンビニの店頭では充填豆腐がメインを張っていますが、その昔(40年前くらいまでですかね)はお豆腐はお豆腐屋さんに買いに行くかスーパーカブに乗ったおっちゃんが売りに来るのを買うのがメジャーな購入方法でした。

お豆腐屋さんに行くと大きな水槽の中にお豆腐が沈んでいて、お客さんの注文があるとおやじさんやおかみさんがお豆腐をすくって青いビニールの器に入れてビニール袋で包んでくれたのを覚えています。
一丁いくらだったかな。1980年ごろで70円とかだったのではないでしょうか。
もちろん消費税導入前の話です。
その頃の買い物はその日に食べる分だけ買いに行く、という感じでしたね。
(冷蔵庫はありましたよ、電気の)

その頃を思い出させるお豆腐パッケージに、先日ある温泉街で出合いました。

長野県は上田市にある別所温泉。鎌倉時代からの歴史ある温泉とのことで、とても風情のある街並みでした。
その温泉街のメインストリート(多分)になかなか立派なお豆腐屋さん『長谷川豆腐店』を発見。
自分土産に購入したのがこちら。

これ、お店で作ったお豆腐を店頭でパッキングしてるタイプですよね。

器が青だったらさらに郷愁をそそるところです。

お豆腐屋さんのパッケージってやはり白・青が伝統的なんでしょうか。
お豆腐屋さんは水を大量に使うイメージに沿った青とお豆腐の白。お豆腐は生食も多いですから清潔感を出すことにも成功してる気がします。器のペコペコ感も日常食らしくていいです。
充填豆腐に対して圧倒的な手作り感にぴったりの書き文字、しかも縦書き。
950gという重さも計算された鄙びた感を感じてしまいます。

もちろんお味も豆の風味豊かで美味しかったです。

長谷川豆腐店
kttps://m.facebook.com/hasegawa.tofu.oishii/

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