産科医療補償制度。母親たちが望むリアルな改革を

ようやく、ようやくだよ。早く改革してくれよ。と経験者は言いたい。


これってすごく線引きが曖昧だ。我が家ももちろん、脳性麻痺なので、申請したが、週数が早すぎて土俵にも立たせてもらえなかった。

徐々に緩和されはじめているが、まだまだ母親にとってみれば不十分だ。

この制度はそもそも産婦人科を裁判から守るために作られたものだが、最近、障害を持つ子供へ配る配当金みたいな扱いに変わってきた。その背景にあるのは、潤沢な財源だ。一般にはあまり知られていないが、そもそも分娩トラブルに遭うまで、産科医療補償制度について知らない妊婦さんもたくさんいる。私もその一人だった。妊婦健診にいくと、知らぬ間に、この制度の保険代を徴収されているのだ。

分娩トラブルにあうひとなんざ、ごく限られた人なので、大半の母親たちには用なしで終わってしまう。=。めっちゃ金が余っているのだ。

よって、小児科学会は障害児一人一人に渡すべきだ!といっているが、産婦人科学会はいやいや、そもそも私ら産婦人科医を守るためだし~という言い分で、中々、お金が下りないのだ。

おりたら天国、って子供が障害を負って天国ではないが、おちたら地獄。ってただでさえ子供が障害を負っているのにおちたらゼロ。そして買ったらという言い方は語弊があるが、もらえると、なんと3000万円手に入るのだ。

しかし、3000万円を手に入れるために、母親たちは傷をえぐられるわ、はねかえされるわ、そもそも、早産(27週以前)だと、相手にもしてもらえない。

同じ障害でも、正期産と早産でお金がもらえないのだ。いくら、産婦人科医を守るためのものといっても、それはいひどい。


時間ができたら、我が家は打ちのめされたが、産科医療補償制度への道というタイトルで申請手続きについて書いたみたいと思う。


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