障害児の保育園選び~親自身の偏見を自覚する瞬間~

今年、無事に保育園に入園することができました。残念ながら、3人同じ保育園に入ることは難しかったですが、双子は同じ保育園に入ることができました。

道のりは険しく長かった。ちょっとだけ。

まづ一次募集の際、落ちたというかほぼ落ちました。受かったのは、第五希望の短時間保育園であったため、ほぼ、落ちたと同然。

その保育園に行かせる気はなかったので、その保育園は捨てて、二次募集にかけることに。

その際、市役所に思いだけは伝えに行きました。

「長時間預かっている場所を希望している」

「次男のためにもバリアフリーが整備されているところを希望している」(一次で受かったのは、手すりもあとからつけてもらわなければいけない状態の保育園でした)

ここで市によって大きく違ったは、以前住んでいた市の保育園では、点数などがきっちり明確に規定されていて、こちらも納得できる状態だったのですが、今回の市はすごく曖昧で、公表されている点数がありません。なので、こちらとしてもなぜ、落ちたかというのが納得できない状態。仕事なら●点、就学なら●点というものです。

我が家の場合、仕事も夫とともにしていますし、多子家庭でもあり、一般家庭より加算は多いはず。でも、一時では落ちました。それを責める気はありませんし、それは仕方ないことだとはわかっているのですが、ちゃんとした理由が欲しい。点数というわかりやすものもなければ、それを納得するのも難しいという点も伝えてきました。

二次も難しいだろうなとほぼほぼ諦めていましたが、なんと、ぎりぎり滑り込めたようで、二人とも第二希望の保育園に入園させてもらえることができました。

今回、なぜ、一次に三男坊だけ第一希望に入れ、双子は落とされたのか、それを改めて、市役所の方の言葉とともに振り返ってみました。

結論はやはり、加配の点だったと思います。定員ももちろんいっぱいだったというのも大きくありますが、それでも、第二希望か第三希望には入れていたのではと思います。もし加配の必要性がなければ。もちろん市立しか申し込んでいません。

「先生の人数と保育園の広さの問題」的な発言が少し、市役所の方からあったので、たぶんそうだなと。それもいたしかたないことなのですが、今回、私が、市のほうに改めて伝えたのは、障害児保育の充実のために、国は2018年度から、地方交付税を400億円から800億円に倍増させています。


もちろん市も把握しておりますし、その点の答えを私ももとめてはいないのですが、その点がちゃんと機能しているのか、というのは知りたかったのです。

「数年前に比べると、先生の数は増えている感じはします」とはおっしゃっていて、付け加えて「私立のほうに使われることが多く、市立はあまり」みたいなこともおっしゃっていました。

お金も大事なのですが、市役所、市のスタンスなんですよね。今、住んでいる市は、加配の先生は、クラスにつくそうで、以前住んでいた市は児童1人に対し1人つきました。親的には1人ついてほしいのは事実ですが、クラスにつこうが本人につこうが、息子が楽しく、仲間と一緒に過ごせるようにしてもらえるなら、どちらでもいいのです。その点はしっかりと

「クラスにつくというのはいいのですが、本人が楽しく不自由なく生活できるようにしてください」という点は約束していただけました。

でもやはり、フルではつかないようで、16時までだったかな。その後は、他の先生たちでサポートしますとおっしゃっていただけましたが、不安は少し残ります。でも、市のほうも色々、考えて、保育園に入園させてくれ、加配をつけることまでしてくれました。その点は、きっちりしなくてもいいのかなと。障害を持つ母親になって、少し経験をつんだ今、思います。

本人がやはり、不自由なので、親は過保護になりがちです。逆に兄弟に対してはほったらかしすぎなところもあるのですが。

親が知らないうちに、え?こんなことできてたん?ってことも最近多く見られます。はさみ、使えないと思っていたのに、使えてた!! ジャンプできないと思っていたのにジャンプできてた!!

親自身も少し、偏見でみているところも大いにあるんだなと感じています。

加配の件も親はべったりついてほしい。でも市役所の方にいわれたのもはっとしました。

「自立を促すためにも見守る体制も必要なのでは」

以前の市は財政的に余裕があったので、1人つけてくれましたが、市役所の人が面談を一緒に受けたり、助言とかはほぼありませんでした。でも、今住んでいる市は財政的には厳しいですが、すごく寄り添ってくれています。



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