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まさかの心筋梗塞その4

昨夜の夕食後、痛み止めをもらって飲んだけど、夜中にまた頭痛がひどくなってきた。 ナースコールしようかどうしようか暫く迷ったが、痛みに負けた。 けっこう大きめの音が部屋の隣のナースセンターに響いて、看護師さんに薬をもらって飲んだ。 6時になって看護師さんが朝の回診に動き始めた。 6時40分に体温と血圧と酸素濃度を測られて、採血された。 朝の注射はできればやめていただきたいが、ばっちり目が覚める効果はある。 午前中は主治医のN先生の回診以外は特に何もなし。 右手のカテーテルの跡が痛いのを伝えると、聴診器を当てられてさらに痛かった。 特に動脈に異常はなく、時間と共に腫れは引くと思います、との事。 〇んこの管は相変わらず気持ちが悪い。 寝返りを打てないので、腰と背中が少し痛い。 鼻の酸素の管も嫌な感じ。 北海道弁で言うと「いずい。」 11時過ぎにカミさんが来る。 朝職場へ行ってから、来てくれたようだ。 昼過ぎに打ち合わせがあるので、また職場へ戻って夕方また来る、とありがたい事を言ってくれる。 入院しているのは東4条、カミさんの職場は西24条、帯広の端から端だ。 カミさんが戻った後、看護師のTさんが、ちょっとベッドから起きて立ち上がってみましょうか、と手を取ってくれた。 ちょいとドキドキしながら、ガンダムが立ち上がるシーンを思い出しながら立ってみた。 めまいやふらつきはなかったが、心電図はものすごい勢いで乱れていた。 胸の痛みや苦しくなるような事はなかった。 明日の午後に特殊な薬を2本注射して、胸の写真を撮る検査がある、と教えられる。 17時にカミさんが来る。 仕事を早めに切り上げる口実になるから良いと余裕の笑み。 夕食も完食。 相変わらず味は薄い。 20時にカミさんが帰った後、少しテレビを見て寝た。 消灯時間は21時という事になっているが、ナースセンターの隣なので看護師さんの話声や、ナースコールの音、心電図のモニター音などが常に聞こえて、けっこう気になる。 24時過ぎから両足に筋肉痛のような痛みを感じ始めて、だんだんと全身に内側から膨張するような痛みが広がった。 なんだなんだ?と思っていたが、かなりの痛みに変わってきたので、たまらずナースコール。 看護師のKさんが、どうしたの~?と軽~い感じで来てくれて、なんだかよくわからないけど全身が膨らんだみたいで辛いの、と答えると額に手を当てて、あら熱あるわ、という事でアイスノンと解熱剤をもらう。 検温すると37.8℃。 高熱ではなかったが、全身が辛くなるような発熱は久しぶりだった。 真面目なTさんも良いけど、軽い感じのKさんも良いな、と思いながら寝た。

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