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散文日記「カッコいいマウスはタチが悪い」

・PCの不具合を解決するためにネットで検索すると、同じ不具合で質問してる人がヒットして「でかした」と思うけど、大抵回答者に「まず、手持ちのPCの情報が少な過ぎます」ってお叱りを受けてて、一緒に「ごめんなさい」って気持ちになる。

・マウスとかWi-FiルーターとかのPC周辺機器って「インハウスデザイナーの創作意欲を満たすための産物」みたいな形が多い気がする。Wi-Fiルーターは部屋にずっと置かれるものだから、カッコいい形にするのはまぁ百歩譲るとしても、マウスはどんなにゴテゴテしたデザインのものを作っても「エルゴノミクスデザイン」とラベリングしてしまえばすべて許されてしまうあの風潮が、さらにインハウスデザイナーたちを図に乗らせてしまうのでかなりタチが悪いなという目で見ている。

・見た目がカッコいい、名前の知らない男性タレント(多分20代くらい)が、いとうあさこさんから「年末年始は何かしてたんですか?」って話振られて、笑顔で「星を眺めてました!」って答えてスタジオが「カッコいい〜」ってなってたのがとても衝撃だった。見た目がカッコよく生まれると、笑顔で「星を眺めてました!」って答えても平気なんだ…と思った。性格というものは、生まれてきたビジュアルや環境で決まるものなのだ、そう改めて痛感させられた。だって「星を眺めてました!」なんて…絶対言えないよ。しかも全国地上波に乗せるなんて。できやしないよ、とてもじゃないけど。

・去年くらいだったか、街中でとある珍しいものを見つけて「これ珍百景に投稿したらワンチャン採用あるかもな」と思って軽い気持ちで投稿したら、本当にテレ朝から電話がかかってきたことがある。でもナニコレ珍百景って投稿者がテレビに出なくちゃいけなくて、顔出しNGでもお面をつけなくちゃいけない。自分はお面ですら恥ずかしかったので咄嗟に断ってしまった。よってその投稿内容も見送りとなってしまった。こういう「咄嗟の怯み」が自分からどんどんチャンスを奪っていくんだろうな。

・ラジオにネタメールを投稿して久しいのだが、採用される嬉しさ以上に、パーソナリティに自分の書いた文章を読み上げられる小っ恥ずかしさに未だに慣れることができない。心の中で「ごめんごめん!稚拙な文章でごめん!!」と叫びながら聴いていることが多い。でもまた投稿してしまう。自己顕示欲の塊だから。ちなみに採用率は2%くらい。

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