Nintendo Switchの新規購入を検討している方への定番ソフト紹介~緊急事態宣言解除記念の記事・その2~


 緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ自宅にいる時間が長くなりそうな2020年です。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。(この記事は2020年5月27日にアップしたものです)

 これを機に、ゲームでもやってみようかな? Nintendo Switchでも購入してみようかな? でも最近のゲームぜんぜんわからないんだよなぁ・・・という方のために、まずはこれを最初に買うといいよ! という定番中の定番ソフトを、まずは3本紹介いたします。参考にしてください。

(注)記事中のソフトの販売本数データは「株式会社任天堂 2020年3月期 決算説明資料」(https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/200507_3.pdf) を採用しており、記事執筆時の最新データではありません。



定番その1・「あつまれ どうぶつの森」(1177万本)

 全世界的な「ステイ・ホーム」の機運の中で爆発的なセールスを叩き出し、社会現象を巻き起こしたソフトです。

 ただし誤解しないでください。これは一般的に「ゲーム」と呼ばれているものとは、ちょっと違います。そこに明快な目標などありません。やらなくちゃいけないことはありません。競争もありませんし、対戦もありません。目標を立てて夢中になってもいいけど、目的なんか立てないまま、ただ日々を過ごすだけでも無性に楽しいのです。ほんと、どうにも面白さが言語化しにくいゲームなのです。

 なので、これが物書きとしては白旗をあげる行為であることは百も承知ですが、2001年発売のシリーズ1作目からプレイしてきた者として、今回が、議論の余地なくシリーズ最高傑作だよ! ぜひプレイしてくださいね! と 語るにとどめておきます。

 ほんと、4~5歳の子供たちも夢中になれるのに、ガチガチのゲーマーたちも超絶的な創作遊び(注:最終的には島を自分の思い通りに改造できる)に没頭して夢中になれる、という驚異的なゲームバランスは神業の領域ですよ。これほど「年齢性別国籍を問わず、誰が遊んでも楽しい」ソフトは、そうそうありません。大ヒットも当然だよな・・・と脱帽するしかないのです。




定番2・「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」 1741万本

 ハード本体と同時に発売され、全世界を熱狂させ、その年のゲーム賞を総なめにした傑作。人気シリーズの最新作にして最高傑作です。ふつうにプレイするとクリアまで100時間は必要なのに、まるで飽きることなく夢中になり続けるという魔法のようなゲームでもあります。

 ラスボスを倒すために、いろいろストーリーを追いかけていくゲームなんでしょ? そういうの根気が続かなくて・・・と尻込みする方もいるでしょうが、その点はだいじょうぶ。なぜなら、これは「ラスボスがいる『あつまれ どうぶつの森』」みたいなものだからです。

 このゲーム、何をしてもいいんですよ。広大な世界で、好き勝手に、思いつくことをやればいい。すると「あつまれ どうぶつ森」と同様、それらのすべての行動が楽しくなってくる。夢中になってしまうのです。すると、それらの行為は最終的に、ラスボスを倒すという目標に、ぎゅん、と収斂していって、クライマックスを迎えることになるんですね。

 なお、「ゼルダ」シリーズは難易度が高く、初心者には難しすぎる――というイメージがありますが、このソフトは例外なので安心していいです。まあ易しくはないけれど、けして難しくはありません。昨今の「スーパーマリオ」シリーズより簡単なんじゃないかな。



定番3・「マリオカート8 デラックス」2477万本

 Nintendo Switch用ソフトの中でもっとも売れているゲームです。レースゲームの最高峰であり、上手い人と下手な人が、同時に「わちゃわちゃ」となりながら楽しめるゲームの最高峰でもあります。

 このゲームの凄さは、ターゲットとするプレイヤーのレンジの広さにあります。

 ふだんゲームに接している人は忘れがちなのですが、世の中の大半の人はゲームが上手くありません。たとえば「レースゲームで、マシンをまっすぐ走らせることすらできない」のです。世の中、マシンをまっすぐ走らせられない人の方が多数派なんですね。

 世の中に発売される99%のゲームは、そういった「下手な人」はターゲットから外して作られます。ゲームに親しんでいる人たちの「もっと面白いゲームが遊びたい!」という期待に応えていくため、必然的にそうなるんです。

 でも「マリオカート8 デラックス」は数少ない例外です。まだコントローラー操作がおぼつかない3~4歳の子でも、このゲームは楽しめる。「コースの人に出ないように自動的にアシストする機能」とか「自動的にアクセル全開にする機能」などがついていて、なおかつアイテムを使っての一発逆転要素があるので、誰でも抜きつ抜かれつのレースを楽しめるんですね。

 そこまで初心者に配慮しておきながら、もちろん上級者はコンマ1秒(あるいはそれより短い刹那)での駆け引きが勝敗を分ける、超絶的ハイレベルなレースが楽しめるよう、きちんと設計されています。ほんと、このレンジの広さは驚異的であり、だからこそ2000万本越えの販売本数を叩き出しているわけですね。一家に1本、そろえておきたい定番中の定番です。



その他の定番ソフト

 まだまだ紹介したい定番ソフトはあるのですが、あまり記事が長くなりすぎるのもよくないので、今回はここまでにします。続きは明日以降にアップします。こちらをどうぞ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?