Nintendo Switchの新規購入を検討している方への「親子で遊ぶソフト」の紹介~緊急事態宣言解除記念の記事・その3~


 緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ家族みんなでおでかけしたり、旅行したり、イベントに参加することができそうにない日々が続く2020年春です。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。(この記事は2020年5月28日にアップしたものです)

 今回は、「親子で遊ぶ」のに適したNintendo Switchの定番ソフトを紹介いたします。

 リアル空間で「親と子で協力して、何かを成し遂げる」という体験をすることが難しくなっている昨今ですが、ゲームの中ならば、それが可能です。ぜひ体験してみてください。

(注)記事中のソフトの販売本数データは「株式会社任天堂 2020年3月期 決算説明資料」(https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/200507_3.pdf) を採用しており、記事執筆時の最新データではありません。



親子で遊ぶのにピッタリなソフト・1 「スーパーマリオ オデッセイ」(1741万本)

 これが「親子でプレイ」するときの楽しさに満ちているソフトであることは、あまり語られていないかもしれません。でも、このゲームこそ、ぜひ親子で遊んでほしい1本です。とりわけ「小さな子供+親」という組み合わせで遊ぶとき、抜群の面白さを発揮するのです。

 走って、跳ん、踏んづける――というのがスーパーマリオの基本アクション。今回はここに「帽子を投げる」というアクションが加わります。帽子をブーメランのように使い、敵キャラをやっつけていきます。帽子を投げると、ときには敵キャラに乗り移る(キャプチャーする)ことも可能で、これも抜群に楽しいです。このあたりの面白さは、さすが任天堂の看板ソフト! と舌を巻くしかありません。

 これを2人でプレイするときは、それぞれが「マリオの操作」と「帽子の操作」を分担します。こうして二人三脚のようにゲームを遊べるのですが、これまた本当に楽しいのですよ。

 子供は、すぐに年を重ねて大きくなます。「自分だけでゲームを楽しめる」年齢になってしまいます。そうなる前のわずかな期間だけが、がんばる子供をパパやママがサポートしながら、いっしょにゲームの中で冒険するという体験ができる貴重なひとときです。そんな期間を心ゆくまで味わうためにも、ぜひ「スーパーマリオ オデッセイ」をプレイしてみてください。


親子で遊ぶのにピッタリなソフト・2「スーパーマリオパーティー」(1010万本)

 みんなで遊べるファミリーゲームの定番中の定番です。「親子で遊ぶ」というよりは、「家族みんなで遊ぶ」ためのソフトですね。

 ゲーム専門メディアを初めとして、「ゲームに興味のある人が読む記事」の中ではほとんど語られないソフトでもあります。ひらたく言えば「ミニゲーム集」ですし、熱心な大人のゲームユーザーが心を掴まれるタイプのゲームではないため、新作が発売されても無視され続けるシリーズなのですね。

 でも、熱心なゲームファンに無視されることをあざ笑うように、今回も1000万本の大ヒットを記録しており、ファミリー層には圧倒的に支持されているシリーズです。家族みんなで遊べるゲームとしては、絶対的な王者としてゲーム史に君臨しています。

 複雑な操作を全く要求せず、3~4歳の子供でもちゃんと遊べるようになっているのが素晴らしいんですよ。しかも、基本的には個人戦ですが、ときに「プレイヤーがランダムでチームになって対戦する」ミニゲームを登場させ、まだゲームが上手くない小さな子供が仲間外れにならないようにする(同じチームになったときは手助けしてあげるほうが有利になるので、みんなが自然と小さな子供をサポートするようになる)、という配慮も素晴らしい。ほんと、ファミリー向けゲームのお手本のようにソフトです。

 なお、4人同時プレイをするときは、コントローラーが4つ必要になります。コントローラーは、ゲーム機本体に2つ標準装備されていますので、もう1セットのコントローラーを追加で買う必要がありますのでご注意ください。



親子で遊ぶのにピッタリなソフト・3「ルイージマンション3」(633万本)


 名前は聞いたことあるけど、プレイしたことはないなぁ・・・という方も多いかもしれませんね。

 でも、これこそ「親子で遊ぶのに最適化されソフト」の代表です。ひとことでいうと、広大な建物の中を探索していく謎解きゲームなのですが、2人で協力してプレイすることを前提にゲームが組み立てられていて、1人よりも2人の方が断然楽しくなるのです。

 主人公はルイージ。そしてもうひとりの主人公が、ルイージそっくりの「ドロドロした液体状のキャラ」であるグーイージです。映画「ターミネーター2」の敵キャラ(あの液体金属みたいなヤツ)と似たようなものだと考えると、イメージしやすいかもしれません。

  グーイージは液体ですから、格子状の扉などを「するり」と通り抜けられます。これでルイージが行けない場所に侵入することができます。そのかわり水たまりに触れると消えてしまう(自分も液体ですからね)ので、そういう場所を越えるのはルイージの役目となります。

 こうして互いの長所短所を活かしつつ、「ここはまかせた」「こっちはオレにまかせろ」と声を掛け合いながら、2人で謎を解いていくゲームなのですね。ほら、親子でプレイするのにぴったりでしょう?




 以上、今回も3タイトルを紹介しました。Nintendo Switchの新規購入を検討している方の参考になれば幸いです。

 なお、記事内では便宜上「親子で遊ぶ」と書いていますが、つまりは「ガチ対戦すると差がついてしまう実力差のある2人が、いっしょにプレイすると楽しい」という意味です。なので兄弟で、夫婦で、恋人同士でプレイしても、楽しく遊べるソフトだとお考え下さい。

 さて。まだ紹介したいソフトはあるので、それは明日以降に書きます。こちらをどうぞ

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