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手のひらにおさまる教養。『スマート新書』を一日持ち歩いてみた!

先週、ピースオブケイクからスマート新書が発売された。

「スマート新書」は、”手のひらにおさまる教養”をコンセプトにした、スマートフォンサイズの新書のシリーズです。ページ数は100ページ前後で、あたらしい知識を30分程度で読むことができます。インターネット時代のあたらしい読書のありかたを提案します。

手のひらにおさまる教養、というのがイマイチピンとこなかったし、本としては地味だなぁと思っていたのだけど、届いてから一日持ち歩いてみて、画期的な本だと感じたので、その感想です。

とにかく画期的なのはこのサイズ。文庫よりも薄い、新書よりも短い。
このサイズが、すごいんです。

以前、テレビのインタビューでプロのマジシャンの方がマジックのアイデアやひらめきを逃さないために家中にトランプを置いているという逸話を見たことがあるのだけど、
知識や思考の発展には、日常にいかに多くの機会を創出しておくように設定しておくかがポイント。スマートフォンが最たる例で、パソコンやタブレットよりも普及したのは、そのサイズが日常に適していたからだと思う。
私たちは、思っているよりもめんどくさがりで、例え機能が良いとしても、絶対的な必要がない限り、もうスマホでできることはわざわざパソコンを開かない。
そして、ほぼ毎日スマホを手にとり、暇さえあればいじっている。
それは気がつけば手にとっているようなサイズにデザインされているから。

スマート新書もスマートフォンよりふた回り大きいくらいで、厚みは抑えられており、コートやジャケットのポケットにスマホと一緒にいれられるサイズ感。
このサイズ感が、ページをめくる機会を自然と創出してくれるため、情報に触れる機会が多い。まさに、手のひらにおさまる教養にデザインされている。すごい。

ジーンズのお尻ポケットにもジャストサイズ。今後のラインナップ次第では、ハードボイルドな短編とかを旅行先や海辺でをラフに読み潰すようなカッコいいスタイルも出来るかも。

装丁もシンプルに抑えられていて持ち歩きやすく、値段も気軽に手に取れる価格なのも嬉しい。書体は通常の本よりウェブ媒体に近い感覚になっていてサクサク読める。早い人は30分はかからないくらいの文量だと思います。

今後noteと連動して、お気に入りの記事を集めたマガジンをオンデマンド印刷したり、限定コンテンツへのアクセスコードがついたり、コンテンツとしての広がりはこれからいかようにも想像できる。
例えば、お気に入りのブロガーの人とかクリエイターの人が選んだ(読んだ)noteのまとめが定期的に送られてくるサービスがあったら、最高だなぁ。『12月のはあちゅうさんが読んだnoteまとめ』みたいな。笑

モノになっている強みもあって、読み終わった後に気軽に人に渡したりできるのもいい。
いい記事を読んで、目の前の人それを伝えたい時に、それぞれのスマートフォンを媒介にアドレスを送るとか、SNSで共有するプロセスってなんだか手間に感じるし。これいいよ!って渡せるシンプルさは何にも勝る。

小さな本や新書は元々あったけど、この微妙なサイズダウンがスマート新書のかなめ。
最初は地味に思ったけど、手にとってみてとても画期的なインターネット時代のあたらしい読書を感じた一日でした。

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待てうかつに近づくなエッセイにされるぞ あ、ああ……あー!ありがとうございます!!