富山県高岡市 日帰り旅行記 2023.6.17

7時過ぎに起床。上野行きの常磐線快速に柏から乗車する。
上野に到着し、新幹線改札に入る。北陸新幹線・新高岡まで自由席できっぷを購入する。

地下にあるホームから「はくたか」に乗車。土曜といえども空席は有り、難なく座席を確保する。

列車は東京から埼玉、群馬へと北上しいよいよ関東平野の際までやってきた。高崎の手前、右手には赤城山が見える(撮影しなかった…)。

高崎を出ると程なくして上信国境の長いトンネルに突入する。トンネルを抜けるとそこは避暑地・軽井沢。一気に雰囲気が変わり、山国・信州らしい景色が広がる。梅雨のシーズンとは思えぬ青空で気分も爽快。右手には浅間山が見える。

浅間山

軽井沢からはトンネルと盆地とを幾度か繰り返して、いよいよ長野県を抜けて新潟県に入る。上越妙高の手前、水田の向こうに大きな山があったが、妙高山や火打山とすると方位が合わない。米山であろうか。


青々しい水田と米山?

上越妙高を過ぎると次は糸魚川。ここにきて日本海がグッと近づく。

糸魚川の市街と日本海

さらに西へと進む。富山県に入りトンネルを脱すると富山湾と能登半島を望むようになった。


富山湾と能登半島

列車はついに新高岡に到着。次いでJR城端線に乗り換える。城端線の駅がなかなか雰囲気が良く、やってきた車両も古めかしかった。しかしICカードには対応していた。今昔入り混じる空間であった。

JR城端線の新高岡駅

いよいよ高岡駅に到着した。土曜の昼下がりとは思えぬほど人通りが少ない。雲ひとつない空とは対照的で寂しい。

高岡駅 手前の軌道は路面電車

駅から路面電車の走る大通りを歩く。路面電車は道路の中央を走っている。雰囲気は抜群である。しかし、ここでもすれ違う人や車はまばらで、軒を連ねる店も多くがシャッターを下ろしてしまっていた。全く地方都市の現状を表す光景であった。

駅前の通り
路面電車の末広町駅

さて大通りを外れてアーケードに入る。こちらも閑古鳥が鳴いているようだ。一角にはカラオケ「まねきねこ」があり、突如現れた見慣れた看板に思わずシャッターを切ってしまった。

カラオケ「まねきねこ」

そしてアーケードを抜けるといきなり大きな仏像が目に飛び込む。
「高岡大仏」である。まさかこんな唐突に現れるとは思っても見ず、いささか驚いた。この大仏は、幾度も大火に見舞われてはその度に再建されてきた、高岡の歴史と共にあるシンボルである。奈良、鎌倉と並んで日本三大仏の一つとして数えられている。

高岡大仏

大仏の台座に入ることができる。仏画が複数展示されていたほか、焼失前の大仏のご尊顔があった。ご尊顔はこれまた唐突に現れたのでびっくりしたが手を合わせた。なお、このお寺は浄土宗ということである。私ははじめ「『南無阿弥陀仏』で良かったのか?」と思いつつ手を合わせたが、実際それで良いということだ。

次いで「高岡古城公園」に向かう。かつて高岡城があった場所である。お堀が思ったよりもしっかりしていた。

高岡城のお堀

さて、本丸のあった場所は広場になっていた。観光客が訪れるというよりは地元の人が使うのだろうか。走っている方がいた。

本丸のあった広場

また、城の敷地の中には「射水神社」という神社がある。行ったときにはちょうど結婚式?をやっていたようで、親族と思しき方々が多く居た。しばらくすると花嫁が白無垢姿で居るのが見えた。

射水神社

次に高岡市美術館に向かった。高岡は漫画家 藤子・F・不二雄氏の出身地であり、美術館内に「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」があったからである。
美術館の外はまるっきり静かであったが、館内に入り2階に上がり、件のギャラリーに入るとそこそこ人がいた。
ギャラリーには氏の生い立ちを記すパネルや漫画の原画などがあった。氏が本当に漫画に情熱を注いできたことがよく分かった。時間の都合上、じっくり鑑賞することは叶わなかったが。

ドラえもん

美術館を後にし、高岡駅まで歩く。この通りは車がひっきりなしに往来し、先ほどの路面電車が走っている通りとは全く違った。モータリゼーションというものを実感させられる。
しばらくして高岡駅に到着。昼食を取っていないが時間もないので、コンビニでます寿司のおにぎりを二つ買ってホームで食べる。
食べ終わるころにちょうどやってきた富山行きの普通列車に乗車。車窓からは立山連峰が望める。

立山連峰 電線が写ってしまう

富山に着くや、急いで新幹線のきっぷを購入。「かがやき」に乗車する。疲労もあってか途中眠ってしまう。そして上野で降り、常磐線快速で柏に帰った。


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