自動論文検索＆機械翻訳＆SNS投稿プログラムを作った【概要編】

大学院生をしていると、興味ある論文を自動で検索してくれて朝刊みたいに届けてくれるシステムがあればいいのに、と思います。

ということで、作りました。こんな感じでSNSに論文のタイトルとアブストの和訳を自動で投稿してくれます。
スケジューラを使って1日3回動かせば、1年で論文1000本に目を通せることになります。研究がスムーズになりそうです。

野球・ソフトボールのバットのスイング速度に及ぼす慣性モーメントの影響https://t.co/yD5zDFc8bR

掲載誌：Sports Engineering
投稿日：2004-06-01
原題：The influence of moment of inertia on baseball/sof...#自動翻訳 #論文紹介 #bot pic.twitter.com/9PYqurfkcj

— なういずスポーツ (@nowism_sports) June 20, 2021

プログラムの内部としてはこんな感じです。

Springer（Natureなどの有名ジャーナルを出版している会社）APIで論文の情報を検索（SpringerAPIは誰でもつかえる！）
↓
DeepLAPIで機械翻訳
↓
TwitterやSlackに投稿（こちらもAPIを使用）

という感じです。SpringerAPIでは様々な方法で検索できるのが魅力です。
現在Twitterでつぶやかれている論文は、

キーワード：野球
分野：経済学＆キーワード：スポーツ
分野：心理学＆キーワード：スポーツ

で検索された論文になっています。

論文は自動的に検索されるので、意外な論文が検索されるところも面白いところです。セレンディピティ。

悩みとしては、DeepLの無料プランだと月50万字（論文500本相当）しか翻訳できないことでしょうか。まぁ500本目を通せれば十分な気もしますが。

いずれにせよ、研究のスピードが加速する予感がしてワクワクしています。コードは整理したら、公開したいと思います。