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遊戯王マスターデュエル3月編 勇者罪宝スネークアイの巻

北海道も最近はぐっと暖かくなり、雪解けの季節。
数ヶ月ぶりに現れた地面に、転がる猫多数。

モンドは元野良猫。多分野良猫どもとは顔見知り。

雪が解けるとなにが起こるか。
雪の下から、野良猫どものうんちが大量に顔を見せ始めるのです。ぎゃあ!

もっと雪の多かった時期。もう家周辺は遊び場。

猫の話はこんなもんにして、今月の遊戯王マスターデュエルの振り返りをしようと思います。
昨日マスター1達成。

「結局月末に達成してんじゃん!」はそれはそうなんだけれど、やっぱりスト6が楽しかったり……あとほら、DCがあったからね!ランクマがどうしても後回しになってしまいました。
DCって言ったけど、銅アイコン取るべぇ、くらいのジョギング参加でしたが。

使用デッキ

使用デッキは勇者罪宝スネークアイ。

スネークアイに…勇者を!?

あまり見ない構成になっていると思いますが、結構自信作。
先月のマスターデュエル回顧でも言ったのですが、制限緩和により勇者ギミックが使いたくてたまらなかったのです。

勇者とスネークアイの組み合わせは、OCGでは絶対にできないというのも理由のひとつ。うまく行けばパイオニアになれるんじゃねぇの……?っていう気持ちも無きにしもあらずです。
純スネークアイを少し使ってみたんだけど、ちょっと好みじゃないところもあったしね。

勇者罪宝スネークアイってどんなことするのん

やってることはシンプル。勇者ギミックで万能無効(マジ)の《流浪のグリフォンライダー》を立て、そこからスネークアイの展開をしていくというだけです。

先月の万能無効(大嘘)とは違ってマジの万能無効

スネークアイ自体は、展開力がかなりあって妨害をするとリソースが増える、新時代のミッドレンジって印象でした。でも正直しっくり来なかった。

スネークアイの弱点……というか特性として、初動の《スネークアイ・エクセル》を筆頭に、手札誘発を受けやすいというところがあります。
誘発を受けたうえで盤面を作ることもできるテーマではあるのですが、なんだかんだ盤面が弱くなることには違いありません。
スネークアイ展開に誘発を受けないに越したことはない、ということです。

勇者ギミックと組み合わせて期待したことがいくつかあり、ひとつがこのギミックが《灰流うらら》を吸ってくれること。
うらら貫通なんて簡単だろ、って思われそうですが、下級スネークアイのリクルート効果にうららされるとビタ止まりする手札はまあまあ来ます。1枚初動しかなかったら止まっちゃう。
また、勇者は簡単な《増殖するG》の受け先にもなってくれます。

誘発無限吸い女

また、スネークアイの「ちょっと好みじゃなかった」点として、妨害数が少ない点と魔法罠に対する妨害がギミック内で作れなかった点が挙げられます。
そりゃ妨害を撃っていけば勝手に手札と盤面がドカドカ増えていくデッキではあるけど、スネークアイって妨害の数が少ないです。普通に盤面を作ると、純粋な妨害は《IP・マスカレーナ》と墓地の《賜炎の咎姫》くらい。

手数で上回られたら、いくら壁を作ろうが死ぬ相手には死にます。【斬機】とか盤面の妨害貫通して一気にキルを取りに行けるから、スネークアイと相性が悪かったと思うし。
先月の自分も、スネークアイがたくさん壁作ったあとに《召喚獣プルガトリオ》でキル取ってたし。
あとやっぱり【烙印】とかもちょっとキツそうだなって、純スネークアイの動きを見てるだけでも思ってました。
自分で使ってみても妨害できない魔法罠から崩されたり単純な手数で押し負けたりするし。

そういう意味で好みじゃなかったんだけれど、簡単に万能無効を立てるギミックが緩和されたじゃないの……そりゃ組み合わせるしかないっしょ!ってこと。
現環境最強デッキの一角である【罪宝スネークアイ】に勇者ギミックを混ぜればすごそうだろ。問題児二人、ただし最強だろ!

スト6もしたいし、なんか春な雰囲気でやる気が出ねぇ~。
でもこの最強デッキなら楽にランクマ登頂できるんじゃねえの!?

でも使い始める直前に、「スネークアイ・エクセルを通常召喚したいのに勇者を使うとできなくなるから相性が悪い」という動画をYoutubeで見てしまいました。本当に大丈夫なのか……?

実際のところどうだったん

マジで強くて、全然ランクマやってなかったのに簡単にマスター1行けちゃった。
先月のデッキとは違ったぜ!

各種ギミックが強いのは当たり前として、勇者ギミックが先手では妨害に、後手では手数かつ捲り札になれるということで先手後手ともにかなり勝てました。
DC1stの時期に、ランクマと合わせて20連勝できるほどです。

伏せてるのは途中で引いた《墓穴の指名者》

先手ではだいたいこんな盤面を作るんですが、展開中に最大3ドローしつつこの盤面を作るとさすがにかなり勝つ。
代表的な捲くり札の《超融合》すら、撃たれたとしてもリソースが増え、しかも妨害が複数残ります。

勇者たちも打点が高いので、返しのキルも難しいをことする必要がありません。適当にグリフォンライダーを立て直して、盤面どかして殴るだけ。

ランクマ程度のレベルではあるけど、正直どのスネークアイよりも強くねぇか……?と思ってるので、採用理由も詳しく書いていきます。

各種採用理由

最初に説明したいのは、スネークアイ側の採用枚数。
というかスネークアイ・エクセルが2枚なのと、《原罪宝-スネークアイ》が2枚な理由です。

スネークアイの最強初動だけど2枚採用

このカードが2枚採用な理由はシンプルで、エクセル通常召喚のバリューが普通のスネークアイよりかなり低いから。
1枚だと素引きしてしまったときに動きが弱くなりすぎるので、3枚は不要だけれど複数枚は必要と判断し、2枚採用に落ち着きました。

ちなみに「勇者とエクセルを引いたときに手札のエクセルが腐るじゃん」という意見に関してですが、実は勇者ギミックから動いたあとにエクセルを通常召喚し、勇者トークン+場の勇者関連モンスター(グリフォンライダーはもったいないのでたいてい水遣い)でIPマスカレーナをリンク召喚し、通常召喚したエクセルと合わせて賜炎の咎姫を作ることでスネークアイ展開を始めることができます。

誘発受けは良くないのですが、増Gなどの様子見として勇者から動き始めて、増Gがなかったことを確かめてからスネークアイ展開を始めることができるので、出番がないわけではありません。

普通のスネークアイなら1枚採用が主流

次に、原罪宝-スネークアイが2枚な理由。
これについても、エクセルの素引きが弱い以上、特殊召喚する手段を増やしたかったからという単純な理由です。
それに、勇者との組み合わせがめちゃくちゃ強い。盤面の《騎竜ドラコバック》がコストとして使いやすすぎました。

返し札かつ展開のコストとして酷使される

勇者ギミックは最終的にドラコバックが余りやすいため、コストとしてうってつけです。素引きしたときの強さは前述のエクセル以上といっても過言ではありません。

最初は3枚から調整し始めたのですが、3枚目が手札で余ることも多く、「1枚では明らかに少ないが、3枚だと過剰」であったため2枚採用としました。

結果的に3枚目のエクセルの枠が2枚目の原罪宝に変わっただけで、スネークアイ側の総枚数は変わっていません。
実のところ、このデッキはスネークアイを引きすぎると負けてしまうので、純と同じバランスに落ち着いたのは功を奏したのではないかな、と感じています。

《黒魔女ディアベルスター》はこのデッキの最強カード。

だいたいこのデッキでは、最初は勇者からスタートし誘発をチェック、その後原罪宝やディアベルスターをドラゴバックをコストに使い、スネークアイギミックに向かうというのが鉄板の動きです。
原罪宝とディアベルスターを重ね引きしていたら単純に1妨害増やすこともできるので、柔軟性もかなり高い。
《ワン・フォー・ワン》が入っているのも、0.7ディアベルスターくらいで換算できるからです。

手札のモンスター切らなきゃいけないのは玉にキズ

ディアベルスターは、純スネークアイでも《罪宝狩り》と合わせてフル投入されるのが普通ですが、強さがかなり違うと感じます。

それと、《デコード・トーカー・ヒートソウル》を優先して最終盤面に置くように意識しました。
原罪宝の増量、ワン・フォー・ワンの採用も合わせて、通常召喚せずにスネークアイ展開をするように構築したため、ヒートソウルのドローで勇者ギミックを引き妨害を増やす、といったことも可能であるためです。

手札誘発を引いても超嬉しい

《アラメシアの儀》に罪宝狩りと、手札誘発を撃ちたくなる魔法が多く入っているので、《PSYフレームギア・γ》も投入しました。
ランクマレベルだからと言われればその通りですが、ドローフェイズの罪宝狩りに対しての増殖するGや、後半増えてきた《ディメンション・アトラクター》などを狩ることができるためかなり重宝しました。

《PSYフレーム・ドライバー》の素引きだけは許せねえよ。

たま~にドラゴバックを装備してる

逆に、勇者ギミックにアクセスするための《SRベイゴマックス》等については一切採用していません。
勇者ギミックはあくまでディアベルスターや原罪宝と組み合わされたときに初めて100点以上出すギミックであり、単体ではグリフォンライダーを立てるだけです。
強いんだけど、たかが知れてるからね。勇者にアクセスするためのカードを入れるより、勇者+手札誘発やスネークアイ+手札誘発のほうが強いんだからそりゃ手札誘発使います、ってことでゼロ。

それと珍しい所だと《召命の神弓-アポロウーサ》が入ってないです。
このカードの大きな役目としては自分ターンの誘発ケアだったと思うのですが、致命的な誘発については全部グリフォンライダーでなんとかできるので入れなくても大丈夫でした。
逆に使われたときには勇者だけで突破できるし、なんもしないカード出してくれてありがたいなって思ってました。
代わりに《クシャトリラ・ユニコーン》で抜かれると面倒なので賜炎の咎姫を増やしました。

誘発の枚数もある程度確保できて、先手の妨害数も十分に確保できていると思います。
そりゃ手札誘発ないのに展開デッキに先手取られたとかは無理だけど、相性の悪い相手も特におらず。
スネークアイミラーについては手数で押し切れるし自信を持って戦えました。
かなりパワーのあるデッキに仕上がったと自負しています。

3月のマスターデュエルのまとめ

展開デッキの雄【超重武者】に、ミッドレンジはスネークアイと【烙印】、【ラビュリンス】がしのぎを削り、墓地活用デッキと誘発が多いというメタゲームの隙間を縫って【十二獣】や【クシャトリラ】なんかも顔を出す。
3月のランクマは、久々に群雄割拠な環境だったように感じました。
そういう環境で戦うなら単純にパワフルなデッキを使いたくなるんですが、今回の勇者罪宝スネークアイはかなりパワフルで、間違いなく強かったです。
なんだけど「勇者ギミックで通常召喚できなくなるから、スネークアイと相性が悪い」って考えちゃった人が多いのか、勇者とスネークアイを組み合わせる人が思ってたよりずっと少なかったみたい。
SNSでも全然居なかった。もったいないな~。エクセルを特殊召喚したらいいじゃない。

そんな感じです。4月はどんなデッキを使おうかな。

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