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【20世紀アニソンノスヽメ】①〜西六郷少年少女合唱団の狼28号

こんにちは、伊波です。

昭和56年生まれ、どちらかと言えば平成が馴染み深い私が20世紀のアニソン(昭和メイン)にハマったのはここ7〜8年のこと。きっかけはYouTubeでした。

「……何か暇つぶしに音楽を……」
「……どうせなら自分の手持ちにないジャンルで……」
「……そうだ、昭和のアニソンって結構いい曲多いんだよね……」
「……探してみるか……!」
そんな感じで検索し、見つけたメドレー動画の選曲がめちゃくちゃ良かったんです。しかもその楽曲は劇場版OVA(分からないお友達はお母さんに聞いてみよう!きっと分からないぞ)に使われていたものばかりで、ほぼ全てが初めて聴くものばかり。私の探究心にすぐ火をつけてくれました。

アニソンといえばアニメありきなのが普通なのですが、私の場合はこういった流れもあって、アニメを観るよりまずアニソン!いい曲を探すんじゃ〜〜〜!という意識が強くあります。なので、「アニメはほとんど知らないけどアニソンは知ってる!」なんてことも多々……。

そういうわけでこの連載では、20世紀のアニソンはいいぞ!という話を王道覇道、定番からマニアックなものまで分別なく語っていきたいと思います。

今回は西六郷少年少女合唱団のあの曲をピックアップ!
……いきなりマニアック臭がキてるんですけど!

正太郎はいつも負けるものか、負けるものかと思ってる

西六郷少年少女合唱団公式サイトによると、昭和30(1955)年、音楽教師の鎌田典三郎氏により西六郷小学校で発足した西六郷小学校少年合唱団がそのはじまり。のちに卒業生や女子も加わり、少年少女合唱団となったのだそうです。紆余曲折を経て、現在は合唱団OBで指揮者の小池直樹氏の指導のもと、活動されているとのこと。

60年代にはコンクールでの成績が評判を呼んだのか、子ども向け番組のテーマ曲を多数歌うように。その活動の中で制作されたのがアニメ『鉄人28号』のエンディングテーマ「進め正太郎(正太郎マーチ)」でした。

この時代のアニメといえば、特殊な能力を持ったヒーローが悪者を成敗するというのがお決まりの流れ。なのでヒーローを鼓舞するイメージを持つマーチが多く作られました。

「進め正太郎(正太郎マーチ)」は、元々インストゥルメンタルだった「正太郎マーチ」に歌詞をつけたもの。勇ましい曲の中で際立つのは“ぼくは正太郎 負けるものか”と歌うソロパートです。それではお聴きください。

はい、どうですかこれ。これどうですか。突き抜けるようなハイトーンヴォイス!と言うにはキレイすぎるボーイソプラノ!きっとニッコニコのスマイルで歌ってるんだろうな!やっべーな!

思わずマネしたくなりませんか!!

なるでしょう!!

なろうよ!! ねえ!!

や、普通のおっさんが到底出せないボーイソプラノなんですけども。ね。

小狼民ケーン

西六郷少年少女合唱団が歌った曲の中で、もう一つ好きなものがあります。
それは「狼少年ケン オープニングテーマ」。文字通り『狼少年ケン』の主題歌です。
実をいうとこちらはビクター少年合唱隊という名義になっていますが、実質的に西六郷少年少女合唱団と同じ合唱団だとされています。

南方の民族音楽を思わせる打楽器のイントロ、そして“ボバンババンボン ブンボバンバババ……”という謎の呪文。聴き手のハートを鷲掴みするにはこれだけで十分です。十分なのですが、そこへ追い打ちをかけるのがサビでの叫び!

            うたえよ \ケーン!/
            さけべよ \ケーン!/
どうですかこれ。食い気味の叫びですよ。

マネしたくなったでしょう。

マネしたくなったでしょう!

カラオケでコール&レスポンスしたくなったでしょう!!

きっかけ一つあれば21世紀に流行りますよ、これは……!

マネ(し)タイズ

2曲上げましたが、まさか2曲とも好きな理由が「マネしたい」だとは、読んでくださったかたのどなたが一体予想できたでしょうか。いや、予想なんかしなくていい。ちょっと読んで、ちょっとクスッと笑ってくれたら、それでいい。それでいいんです。

次回以降はもうちょっと、もうちょっとまともな内容にします……。
どうぞご期待ください!

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