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009 待ちックスター

しばらくウチのトリックスター君たちについて記事書けてないですね。サボってた訳じゃないんですけどね。引き篭もり生活2ヶ月ほど続けてますと、なかなか書く(出す)タイミングが定められないというか…言い訳は置いといて。
今日はこちらの子に出会った日の話を書きましょうか。

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こちらは「待ちックスター」と呼ばれている、待つ異形シリーズの一人です。フチックスターより大きく、存在感が増すタイプです。この子もフチに腰掛けるようなスタイルで、比較的据わりが良いように感じます。──据わりが良いかどうかというのは作品としては据わりが良かろうが悪かろうがソレが作品なわけで、ぶっちゃけどうでもいい観点なのですが、これを日常にふとした隙間を見つけて置いて写真を撮るという私にとっては結構重要なポイントだったりします。

──中之条ビエンナーレ2019開催中の9月初旬、お気に入りの旧五反田学校会場にこの日もお立ち寄り。この日は作家在廊日で、展示作品の他に持ち込んだ小さなトリックスターが展示エリアにかくれんぼしているというプチ企画も行われていました。

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…どこに居るか、わかりました? こんな感じで潜んでいる異形を探したりして楽しみました。

ほんと、旧五反田学校の会場は私の好む作品が多くて、何度も通いました。浅野暢晴さんのトリックスター達はもちろん、鳥越義弘さんの壁面いっぱいの緑たちが舞う壁画が大好きで。

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うちの子と一緒に撮らせてもらったりしましたね。コテッてなってるけどw

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光の差し込む時間には、教室の窓を通して、二人の作品がコラボレーションしていたりして、いつ見に行っても新鮮な会場でした。

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トリックスター探しを堪能した後、帰宅ついでにビエントアーツに寄ったらば。

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藤原京子さんの個展「匿名の場所」がやってたので鑑賞♪
金属とガラス、それだけでも良いんだけど、それに光が加わると複雑で美しい世界が現れます。繊細な中に鋭利な面も持つガラスが光を受ける中を幾層にも重なる金属の影のループ。とにかく見てて飽きないというか。

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アートって、作品そのものも勿論だけど、それが置かれる環境や時間帯によって表現が無限に現れる可能性を秘めているものなんだなと思う瞬間です。

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鋭利な破片も、アーティストの手にかかれば不思議な世界を紡ぎ出す装置になるわけなのです。

…とたっぷりアート鑑賞楽しんだそのとき

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\待ってたよー!!/

…と言ってたかどうかは定かではありませんが、昼間、旧五反田学校の廊下をくまなく捜索していた「待ちックスター」こと待つ異形が揃ってこっちを見ているじゃない(え?そう見えるのはお前だけだって?えへへ…///←)

先に養子に来ていたウチの待ちックスターくんにどの子がいい?と尋ねたりしながら物色すること…何分だったかは忘れましたが

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ぐるぐる待ちックスター「ウチくる?」
あなあき待ちックスター「行くー♡」

…って会話があったかどうかも分かりませんが、大きな穴が貫通しているこの子を連れ帰ることにしたのでした。

そうそう、この子と出会ったちょっと前にiPhoneの新機種が発表されましてね。三つ目のレンズがついたアレです。あの製品の記憶が強いときに出会った事が5人居た中でこの子を手にした理由のひとつかもしれません…四つ目だけどw


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