チェビグローサの元ネタ(編集裏話 #8~12)

はじめに

 Jak se máte? (お元気ですか?)
「チェビグローサ」編集担当(ささらの中の人),新橋歌織です.
 今回は「チェビグローサ」の誕生経緯とそれに当たって参考にした元ネタ4つの紹介と,最後に今後の投稿指針を明確にお伝えしようと思います.

チェビグローサの誕生経緯

 投稿者は将棋実況とTRPGリプレイの動画を手掛けていましたが,1年ほどは更新を休んでいました.久しぶりになにかやりたいと思い,検討したのが都市開発ゲームの実況です.
 世間の都市開発ゲーム実況はほとんどの場合日本舞台で,海外舞台のものもありますが「海外らしさ」があまり扱われていないような気がします.私は当時からチェコ語をやっていたので,チェコ語-スロバキア語文化圏の都市をゲームで開発し,実況しようと考えていました.その幕間で面白いチェコ語の要素を紹介する予定でした.
 しかし,現在のニコニコで都市開発ゲームがあまり伸びていない点,収録にかなり時間が掛かる点と,幕間のチェコ語解説がかなり面白そうなので,「チェコ語解説だけで良いのでは?」ということになり,チェビグローサの原形が誕生しました.その後,つづみの中の人に持ち掛けて英語·チェコ語の抱き合わせで企画が始まったという流れです.
 
このシリーズを作るにあたって,幾つかの動画を大いに参照し,その流れをお借りしています.言語系や雑学系の動画が好きな方であれば,察しがついている方もいるかもしれません.

元ネタ1. ゆる言語学ラジオ / ゆるコンピューター科学ラジオ / ゆる天文学ラジオ / ゆる民俗学ラジオ

 水野大貴さんと堀本見さんによる人気シリーズと,その派生のシリーズです.お2人が言語やコンピューター科学に関するキャッチーな話を,時には本格的な話も,うんちくやエンタメの話も交えてじっくり話すラジオ番組になっています.チェビグローサではささらとつづみが言いたい小話を唐突に出したり,「うんうん」「はい?」などと短く応答するシーンが多くありますが,このラジオからの派生が大きいです.
 私はゆるコンピューター科学ラジオのセル結合回が特に好きなので,下記のリンクにその動画を載せています.
https://youtu.be/B7tlgoX91g4?si=jDHJ-sfKtRDtkrQ0 

元ネタ2. 五回目は正直(ゆっくり歴史解説)

 五回目は正直さんによる,霊夢と魔理沙(と禿頭王シャルル)による解説動画です.中世ヨーロッパ史が主ですが,時に科学や偉人の解説も出ます.範囲が広い.
解説の進め方や紹介する方針をかなり参考にしています.ささらが動画の最後に言う「みんなは~しないでね」はこの動画のオマージュです.
 個人的に好きなのは男の娘皇帝ヘリオガバルスの回です. 下記にリンクがあります.
https://youtu.be/RKc-Yxu144o?si=qsXWgJ6B7lcjzgER 

元ネタ3. What the fact?(チェコテレビYouTubeチャンネルのミニコーナー)

 Česká televizeという,チェコ最大手テレビ局のYouTubeに投稿されているミニコーナーです.解説内容は科学や歴史に関するお堅い内容ですが,手書き風のサムネとわかりやすい図説が魅力的.チェコ語が解らなくても雰囲気で楽しめます.
 動画ではささら回のサムネや解説枠に関して,多くの要素を参考にしています.
 下記はリンクです.ぜひ一度見てみてください.
https://youtu.be/7xtONQEQr9U?si=4aRtpg1tNmbtx6SN 

元ネタ4. ずんめた将棋実況

 ニコニコ動画でVoicevoxとVoiceroidによる将棋実況を上げている方です.様々な作戦を扱うのですが,作戦によって登場キャラが違うのが面白いところ.特にキャラ同士が動画によって解説と聞き手の役割を変える点を参考にしています.世間の解説動画は解説と聞き手が固定のことが多いですが,それぞれの専門に合わせ解説と聞き手を交代する動画はあまり見ませんね.
 リンクは下記に.将棋実況なので将棋を知らない人にはとっつきにくいですが…
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40718651 

タイトル

 タイトル「ČeVI Glóssa(チェビグローサ)」は,ČeVIが本動画で使用している音声読み上げソフト「CeVIO(チェビオ)」,Glóssaはギリシャ語で「言語」を表す Γλώσσα のラテン文字転写です.ギリシャ語の形容詞はiで終わるため,チェビオは「チェビ」と短縮しました.

おわりに

 別にこのnote真面目に見る人も居ないから,書かなくても良かったんじゃないかなとも思うのですが,パロディである以上明記するのは大事かなと書き記した次第..
 Děkuji vám, na shledanou! (ありがとうございました,またね!)

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