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part of mine 4

アメリカに、ちょっと難しい感じのAORを演る人たちがいる。
デヴィッド・フォスターやスティーブ・ルカサーといった、ああいうきらびやかな明るい音の世界とはちょっと違う。
みんな大好き「スティーリー・ダン」
キーボード・ボーカルはドナルド・フェイゲン、ベースをウォルター・ベッカーが担当し、プロデューサーのゲイリー・カッツを含めた3人がメンバーとして認知されているようだ。

まずは、僕が好きな彼らの言葉を並べてみたい。
・「僕らの音楽は全てブルーズなんだ。」
・「グラミー賞に「ベスト・チューニング部門」があれば間違いなく僕らがとるね。」
・「前のアルバムが出来たすぐ後から作り始めた。」
※フェイゲンのソロ「The Nightfly」が1982年リリース、次作「Kamakiriad」は1993年リリース。

と、こういった言動からも少し面倒くさい人たちなんじゃないかと思われるのではないだろうか。

彼らの音楽は、すべてブルーズが基本なのだという。
普段からなんだかひねくれた言動の多い人たちなので
「また言ってるよ」的に思ったのだが
いや、いざ聴いてみるとこれが本当だから面白い。

彼らのアルバムはゲスト・ミュージシャンが豪華だ。いったい誰の人脈なんだろう?

ただ、せっかくの豪華ゲストなのに普通の演奏を要求する。
例えば、彼らはベースのグリッサンドを嫌っていたが、あるベーシスト(チャック・レイニーだったかマーカス・ミラーだったか💦)が彼らに見えないよう、こっそりグリッサンドを入れたところそれがそのまま収録されたり

そうかと思えば、スティーブ・ガッドの爆発ドラムソロが展開されたりもしている。

※ドラムソロは後半

また、バーナード・パーディーという素晴らしいグルーブドラマーが参加したのだが

その時のエピソードとして「彼が乗ってきた車に”おめでとう、あなたはヒット・メーカーを雇った”と書いてあったんだ」とクスクス笑いながら答えている。

絶対、豪華ミュージシャンの演奏を見て楽しんでるはず!

尚、このインタビューは僕も大好きな名盤「Aja」を本人や参加ミュージシャンが解説した面白DVDに収録されているので、ぜひ観てほしい。リンクは貼らない(笑)

ところで、ドナルド・フェイゲンはソロアルバムもいくつか出しているのだが、名盤「The Nightfly」は40年も前にリリースされているのに、複雑な和音と「よくチューニングされた」美しい音色で構成された曲は色褪せない。
FMラジオを聴く方は1曲目のイントロをよく耳にされるのではないだろうか。


ところで、スティーリー・ダン結成当初、ドナルド・フェイゲンは自分がヴォーカルをとることを、当初嫌がったらしい。
まあ、わからなくはない(笑)のだが
この味のある歌、僕は結構好きだけどなあ。

というわけで今回の最後はコレ。菩薩菩薩と連呼するアレ。

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