カーデザイン

カーデザイン(car design)とは、自動車(乗用車)をデザインすることをいいます。用語としては主に自動車をデザインすることを意味していますが、自動車だけではなく乗り物全般のデザインをさす場合もあります。なお、カーデザインを専門とするデザイナーがカーデザイナーです。

カーデザインは自動車をデザインすることを指している言葉ですが、大きなカテゴリーとしては「インダストリアルデザイン(工業デザイン)」や「プロダクトデザイン」の範疇に入ります。

単なる外形のデザインをするだけではなく、人間工学や機械工学、コンピューターとの連携など、カーデザインに関わる分野は多岐に渡っています。

現代では自動車にコンピューターが組み込まれることが当たり前となってきているので、コンピューターのシステムも含めてデザインを考えていくことは、デザイナーに造形の表現の幅を広げることにもなってきています。

既に人間が運転する必要のない、自動運転による自動車の公道走行実験が成功していたり、空を飛ぶことのできる自動車など、昔は想像の産物でしかなかったものが現代のテクノロジーとコンピューターの進歩により、実現してきています。

また、自動車の生産に関わる環境汚染などを考慮しなければならないという自動車生産につきものの事情をしっかりと考え、「エコ」を重要視した素材の選定やデザインをしていかなければならないという要素も存在してきている、といえるでしょう。

この分野を目指す美大受験生が受験する大学・学科

この分野をこの分野を目指す美大受験生が受験する大学・学科としては、多摩美術大学(生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻)、武蔵野美術大学(工芸工業デザイン学科)があります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?