パッケージデザイン

パッケージデザイン(packaging design)は、様々な製品・商品の商品特性や使いやすさ(ユーザビリティ)などを考えながら包装や容器のグラフィックや形態をデザインすることをいいます。多くの場合、製品の包装や容器は箱や袋などの平面で構成されているため、カテゴリーとしてはグラフィックデザインのカテゴリーのひとつとして扱われています。

なお、製品自体をデザインするのは、工業製品の場合はプロダクトデザインの範疇になります。この場合は、プロダクトデザインを包むのがパッケージデザインである、と考えると分かりやすいでしょう。パッケージデザインは「包むことで商品のイメージをさらに向上させ、価値を上げるためのデザイン」ということになります。

一昔前は、商品のデザイン商品の包装はちゃんとしたコンセプトで考えられていない商品も多く存在しました。しかし、例えばアップル社のマッキントッシュコンピューターがパッケージを含めて様々なブランドイメージを打ち出していたり、ファッションブランドが商品を入れる袋のデザインを向上させることにより、購買者が購入した商品を持ち歩くことで広告効果を出したりすることが当たり前となってきています。

テクノロジーの発達により、昔ではできなかったような造形が可能となったり、印刷技術の発達によりよりきれいで精密なプリントができるようになってきているので、パッケージデザインの世界は大きく変わってきています。

受験生の皆さんには、非常に個性的で印象深いデザインを斬新な発想で考案することのできるパッケージデザイナーを目指してほしいと思っています。エースアートアカデミーでは、パッケージデザインに関わるテクノロジーや斬新なパッケージデザインの情報を受験生に提供できるように、日々情報収集しています。

この分野を目指す美大受験生が受験する大学・学科

この分野を目指す美大受験生が受験する大学・学科としては、多摩美術大学(グラフィックデザイン学科、情報デザイン学科情報デザインコース、情報デザイン学科メディア芸術コース、統合デザイン学科)や武蔵野美術大学(視覚伝達デザイン学科、基礎デザイン学科、デザイン情報学科)があります。特に、多摩美術大学のグラフィックデザイン学科と武蔵野美術大学の視覚伝達デザイン学科は一番人気となっており、かなりレベルの高い実技力を持っていないと、合格することができなくなっています。

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