秋の雨

肌寒い雨の夜、
夜空から降る雨が頬に当たる度、当然だけど、雨の存在に気付かされる。

それ以上に、車のフロントライトに反射して、雨の様子が映し出されていて、思った以上に雨が降ってる事を知る。

わかりあうとは
どういう事なのだろうか。

分かり合えないとは
何をもって諦めるのだろうか。

わかって欲しいから、分かり合えない、と思うのだろうか。

甘えてるからなのか、

降りしきる雨は、色とりどりの傘を散りばめ、街がそれぞれの色で飾られる。

水溜りに写る街のネオンは
今日の終わりと夜の始まりを告げる。

明日の朝、リセットされた心で君に会いたい。
まっさらな白地図を広げて、そこに君との話を書き足していきたい。

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