反抗期と娘と。
子供が見ている世界と、親である僕が見ている世界とは、まるで違うのだろう。
背丈も違えば、足の歩幅も違う、
心の澱みも違えば、目の曇りも違う。
反抗期 というとても難しい年頃に入ると、妻は、やりキレない言葉をLINEしてくる。
手がつけられない、何を言えば良いのか、言うのも面倒くさいし、疲れると。
上の子の反抗期には、本当に強く当たった。
手も何度も上げたし、僕が立つだけで警戒するほどになってしまった。
今は大きくなり、そういう事は無くなり、むしろ下げ済まされる時もあるくらい。
もう立派な女子高生だ。
女子高生の姉を持つ小学中学年。
大人になりたくて、姉と同じ歩幅を歩きたくて、大人ぶる。
そのおかげで、口喧嘩は凄まじいし、気も強い。
たまに反動で、物凄く甘えてくるし、よく泣く。
親の目線の位置にいつも迷う。
立ってる位置、子供の顔を見る位置、かける言葉。
いつも迷いながらも、迷う暇は無く、時に用意していたはずの言葉は、肝心な時に出てこず、それと無く言葉の形を作っていき、話ししているうちに、自分自身に整理が付いてくる。
そう、子供と共に親も成長していく。
子供をさげすむと、不思議なくらい、何も見えなくなってしまうんだ。
難しい。
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