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内田也哉子さん『BLANK PAGE』の本

この頃、忘れっぽくて、図書館に予約をしていても届いた頃には、なんでこの本を予約したのか忘れてしまっているのですよねえ。
でも、この内田也哉子さんの本は覚えています。確か「徹子の部屋」に出演されていたのでした。

それで図書館に予約を入れてみたら、予約数が多くて・・・半分諦めつつ、でも届きました。読み始めると、面白くて一気に読んでしまいました。

いろんな方との対談集なのですが、実にストレートで文章も的確で彼女の想いが伝わってくるのです。彼女はご存知の通り、樹木希林さんと内田裕也さんの一人娘であり、本木雅弘さんの奥さんでもあります。

ちょっと変わった家庭環境で育たれたので、戸惑うこともあったようですが、両親を続けて亡くされてから、自分の育ちや今を振り返られたようです。人と対談しながら。

対談者は谷川俊太郎、小泉今日子、中野信子、養老孟司、坂本龍一、桐島カレン、石内都、ヤマザキマリ、是枝裕和、伊藤比呂美、横尾忠則、マツコ・デラックス、シャルロット・ゲンズブールさんなど。

そして嬉しかったのは、昨年秋に訪れた長野の無言館館長の窪島誠一郎さんも。あー、無言館を訪れる際に何冊か彼の本を読んでいたので、良かったです。

樹木希林さんの老後のありのままの姿も、映画やドラマのシーンを思い出しますし、正直な言動も心地よく伝わります。

「空っぽを満たす旅」・・・人との出会いによって、いろんなことに気づいていくこと。身内や先輩たちとの別れは寂しいものですが、でも、こうやって空っぽになった部分を埋めていく旅もいいものかも?と思ったのでした。

では みなさま ごきげんよう。

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