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中川李枝子さんの本

まだ1mほどの合歓の木に花が咲きました。どんぐり保育園にて。

最近、友人が貸してくれた本がコレなんです。出版社は<スイッチ・パブリッシング>


読んでいると、やっぱり中川李枝子さんは昔から「いつか子どもの本を創る人だったんだなあ!」と思いました。

大村李枝子さん時代の「いやいやえん」作品が生まれるまでのこととか、工藤直子さんが聞きたかったという、理恵子さんの子供時代の話とか。

夫である中川宗弥さん、息子である画太さんの言葉とか・・・これまで知らなかったことがいろいろと伝わり、「ぐりとぐら」をはじめとする彼女の絵本に対する愛着がいっそう増すのでした。

彼女が若い頃、働いたみどり保育園。rosieさんの働いたダビデ保育園と一致していたこと・・・それはお弁当持参の保育園だったこと。
保育園はお母さんも働いているのだから、多忙で、当時も今も給食が基本だと思うのですが、お弁当持参だったのです。

ダビデ保育園は園長先生の考えが「ご馳走でなくていいのです。お母さんが作ったものを食べさせたいのです。」と。だから離乳食が終了すると、お母さんのお弁当になりました。

長年、「保育園でお弁当なんて、日本中探してもダビデ保育園だけだろうなあ」と思っていたのですが、ある時、中川李枝子さんの著書の中で発見。緑保育園もお弁当持参の保育園だったのでした。以後、rosieさんは「日本で二つだけの保育園」だと思っています。

最近、戦後新しい子どもの本の世界を作り上げてこられた方々が次々と亡くなり、その知らせを聞くたびにショックです。年齢的に仕方がないのですが・・・

でもね。この本の中で笑ってしまったのはこの背表紙でした。

「もう私、前ばかり向いている。」と言う言葉。rosieさんと同じだったから。
おんなじだあ!

では みなさま ごきげんよう。




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