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国際子ども図書館を訪れました。

rosieさんの所属する子ども文庫の10周年記念として、国立国会図書館の中にある国際こども図書館に行きました。ちょうど今、「子どもの本の夜明け 帝国図書館展」という展示会をしていました。

建物は明治39年(1906)帝国図書館時代のレンガ棟、大きなガラス窓、大きな木のドアには「おす登あく」(おすとあく)と書いてあります。まだドアが珍しい時代だった名残です。白い天井のレリーフも素敵です。ルネサンス様式なのだそうです。

さて、展示を見ながら、rosieさんのこれまでの児童文学に関する学びを振り返ってみたら、いくつかの出会いがあったことを思い出しました。

その一つが今回も展示されていた、巌谷小波の「こがね丸」を読んでくるようにとの宿題から。「なにそれ?」みたいな感じで本屋さんへ行くときちんと文庫本で並んでいて、購入。赤い鳥時代のものも同じく、読んでは自由に感想を言い合い、時には有名な作品をけなしたり?しながら、現代まで(当時)1冊1冊読み進んだのでした。

おもしろかったなあ。あの授業。

今もアニメになっている「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎 作)も初版本があんなに古い時代のものだとは知らず、びっくり!1949年版、rosieさんが生まれる前からあったとは!
「ドリトル先生アフリカ行き」も「え〜、こんな古い頃からあったの?」と思わせられます。

こんな時代から、こういう子どもの本を読むことのできた人たちってどんな人たちだったのだろう?と思ってしまいました。

専門書の部屋にも行きました。まずは60代4人、ロッカーに荷物を預けて入るのですが、今はコインではなく、ICカード。操作方法がわからなくて4人で四苦八苦(笑)・・・まあ、こんな感じでしょうねえ。

元々、国会図書館は貸し出しはしていなくて、資料を調べる、コピーを取るなどの作業のみ。子ども図書館も同じくで、見学のみの者は本にさわることもダメ。以前に訪れたカモおばさんが言っていた通りでした。

でも、こんな機会でもなかったら訪れなかっただろうなあと良い機会を作ってくれた仲間たちに感謝しました。大雨の中を傘をさして図書館まで、上野公園を歩いたのもいい思い出になりました。

では みなさま ごきげんよう。

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