見出し画像

ひとりでブルーインパルスを観に行ってみた!


「いつか」を実行するときが来た


先日、川崎市で、市政100周年イベントがあり、その中のひとつで「ブルーインパルス展示飛行」が催された。
何度かテレビで見たことがあり、いつか本物を見てみたいなと思っていても、なかなかその機会がなかった。
お得意の「いつか、いつか、、、」である。
でも、今回はそんなに遠くない所なので行ってみることにした。
とはいえ、人見知り&人混み嫌いの人間としては、なるべく人がいないところでこっそり見たい。
会場に行けば、宙返りやハートマークやらの演目がよく見えるらしいが、
かなりの人出が予想されるので、ここはもう姿が見えるだけでいいや、と
どこか穴場を探してみることにした。

人見知り流の穴場探し

調べてみると、どうやらこの赤い線のあたりに行けば見られそうだ。
高い建物がなく空がよく見えるところがいいだろう。
歩道橋や、よそのマンションの上の階など、迷惑になりそうなところは避けたい。
川とか広い公園とかがいいのではないか。
地図とにらめっこして、ここは!と思う場所を見つけた。
地下鉄新羽駅からほど近い、鶴見川河川敷だ。
ほんとうは前日の予行練習で下調べをするつもりだったが、荒天で中止になってしまった。
なので、当日ぶっつけ本番だ。もしかしたら見えないかもしれない。

不安の中、新羽駅に13:45に到着。
予定では14:15ころ通過していくはずだ。
初めて来た場所なので地図を見ながら川を目指して歩く。
道路は渋滞しているが、休日昼間はいつもこんなもんなんだろう。
歩く人はそれほどいない。
10分ほど歩くと鶴見川にかかる新羽橋が見えてきた。なかなか大きな橋でそこから川沿いに遊歩道がのびている。
ランニングしてる人や、犬の散歩をしてる人がいるが、
それとはあきらかに違う人だかりが見える。
ちょうどその辺りは、空き地になっていて空がポコッと開けて見晴らしがよくなっている。
まちがいなくブルーインパルスを待つ人々だ。
人の近くには行きたくなかったが、背に腹はかえられない。
人と人の空いたスペースにリュックを置き、空を眺める。
どこから飛んで来るのか、皆、キョロキョロしている。

梅雨の晴れ間らしく、湿度が高く、雲が多いが時より日が差すとかなりムシ暑い。気温は27度だと天気予報では言っていたが、
30度は軽くあるんじゃないか?じっとしていても汗が噴き出る。
写真映えを狙うなら、快晴がいいのかもしれないが、
まだ曇りで良かったと思うほどの蒸し暑さだった。

久しぶりの感動体験


しばらくすると、近くに立っていた女性が「来た!来た!来た!」と叫び、皆、一斉に空を見あげた。
と同時に戦闘機特有の爆音が聞こえてきた。

「うあああああ!!」
思わず叫んでしまった。
それくらい、初めて目にするブルーインパルスは美しい。
6機がほんの何メートルかしかない間隔で、きれいに三角形を作っている。
なんとか映像を残そうと震える手で、必死にスマホをのぞき込む。
曇りとはいえ、空はまぶしくて画面にその姿は見えない。
ほぼカンで動画を回していたら、あっという間に通過していった。

予定では、何度かこの上空を通過するはずなので、まだチャンスはある。
しばらく待っていると、遠くの方に三角形が見えてきた。
だんだん近づいてくる。音も大きくなってくる。
今度は白い煙をはいていた。テレビで見るようなレインボーカラーではないようだが、6機から出る6本のラインが見られただけで興奮する。
その後、何度か旋回してきて、14:40を最後に飛び去っていった。

テレビのニュースや、ドキュメンタリーで見るブルーインパルスははっきりと大きく映し出されているので、もっとしっかり見えるものだと思っていたが、どうやら勝手な思い込みをしていたようで、
私のスマホに映っていたのは、まるで鳥の群れのような小さい黒い粒々でしかなかったけど、
この目にもしっかり焼き付けることができた。
「いつか」を達成できて、大満足の一日だった。

「ひとりでブルーインパルスを観に行ってきた!」はこちら




















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?