すばらしい日々

4月のうちに書いておきたかったので、間に合った!

1993年(平成5年)4月リリースのこの曲。リリース時、18歳の高校3年生としてリアルタイムで聴けたのは、とてもラッキーというか僥倖だったな…と思う。

結果的に、ユニコーン解散発表前最後のシングルで。歌詞やPV(棺を埋めたり、最後のシーンでメンバー4人が全員バラバラに散って去っていく)なんかを見ると、そういう空気が象徴的に出ているよな…と。

31年前のリリース時、何かを達観したような空気を纏い、既に名曲感が漂っていて、現在やっぱり名曲になった「すばらしい日々」。

実はちょっと個人的な思い出があって。

自分が持つ精神疾患の回復に専念するため、グループホームに入寮し、スマホは解約して手放し、インターネットへのアクセスもNGで、「これまでの人間関係から切り離されたところで、回復に専念してください」となったのが、暦が2016年から2017年へと変わろうとしていた頃。

そこから1年半くらい経った2018年夏くらいだと思うんだけど。日曜日の昼間、自助グループに参加した後に、仲間4人組(確かゲイ3名&ノンケ女子1名)でカラオケに行ったの。確か四谷から新宿へ移動して。

みんなで楽しくカラオケしながら、それで私は、好きな「すばらしい日々」を唄ったんだけど、歌の途中から涙が溢れてきて歌えなくなってしまって。

その部分の歌詞が、こちら。

(作詞:奥田民生)
すばらしい日々だ 力あふれ
すべてを捨てて僕は生きてる
君は僕を忘れるから
その頃にはすぐに君に会いに行ける

なつかしい歌も笑い顔も
すべてを捨てて僕は生きてる
それでも君を思い出せば
そんな時は何もせずに眠る眠る

朝も夜も歌いながら 時々はぼんやり考える
君は僕を忘れるから
そうすればもうすぐに君に会いに行ける

「すべてを捨てて僕は生きてる」というのが、今までの人間関係から離れ、連絡手段を全て放棄せざるを得なかった、当時の自分にまさにぴったりで。

それでも大切な友人・知人たちに会いたくなったら、「それでも君を思い出せば そんな時は何もせずに眠る眠る」しかなくて。

歌詞の締めは「君は僕を忘れるから そうすればもうすぐに君に会いに行ける」ってなっているけれど。

本当にそんな日が来るんだろうか…と思うと涙が止まらなくなってしまった(残り3名のカラオケ仲間に慰められてしまった(笑))。

あれから6年近く。

今年は入院(左脚蜂窩織炎の後遺症で歩けない)のため不参加になったけど、2019年や昨年(2023年)は東京レインボープライドに参加して、懐かしい友人・知人と再会を果たせた。

2018年末にはスマホを持てるようになり、2019年3月からはfacebookやX(当時 Twitter)も再開し、大切な方々と交流を持つことができるようになった。

「君は僕を忘れるから そうすればもうすぐに君に会いに行ける」が本当になったんだなぁと感じる、2024年のGW(もうすぐ49歳)。

そんな思い出があるせいか、このPVを見るだけで、2018年夏当時の熱量で今でも泣いてしまう自分がいます。

#すばらしい日々
#精神疾患
#回復への道のり
#すべてを捨てて僕は生きてる

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