私がいま支配されているアーキタイプ=元型

私がいま支配されているアーキタイプ元型  
"永遠の少年プエル(Puer aeternus)"
永遠に若い子供神

プエルのシャドウは、セネックス老賢者
規律的、管理、責任感、合理的、秩序を好む。

プエルは双極的で「ポジティブ」と「ネガティブ」の両方の側面を有している。
「ポジティブ」な側面は、新しいもの好き、成長の可能性を好み、今より未来の希望に生きる。
時々ヒーロー性を顕現させる。

「ネガティブ」な側面は、打算的な大人になることを拒否し、人生の課題に直面することを拒否し、自然に問題を解決するのを待つ子供のよう。

永遠の少年には真実が最も適合する。
繊細かつ粗野、我慢強いかと思えば短気。
友情を大切にし、上辺だけや損得勘定の大人の人間関係を拒絶する。
傍目には何も考えていないようでいて、よく周囲を観察し思慮深くある。
そして多くを語らない寡黙な面がある。

永遠の少年とは、可能性の卵であり未熟。
大人にならない英雄。

哲学的な空想に耽り、未来の夢を見るが、今を見る力がない。
いつも身軽。

夢を語り、現実を抜け出で、新しい生への直感力を働かせる。
原初の生命。

永遠の少年が持つ心は、泉ではなく深淵から枝葉に分かれて溢れゆく水の流れのようであり、どこに落ちるとも解らないまま流れ続ける。

永遠の少年の不幸とは、無価値であることを背負うこと。
逆に価値を持たないということは、無限の価値を持ちうる。

少年とは始まらない性であり
男性であるが故に主体者ではあってもあまりに未熟。

上手く舵を取ることは出来ないし、大海原を渡る力を持たない。

無力であるが神性を帯び、幼いがゆえに霊性を高く持つ。

自由の座標に位置し、定められることがなく何も定めることができない。

つまり、プエルは少年であるがゆえに、少年ではないのだ。

意識を超越する。
ファウスト(ゲーテの戯曲)が変身しなければならなかったのは、彼はこの永遠の少年だったからだ。
成熟した男性から生まれた少年に変身。

ピーターパンは死んで生まれ変わる若い子供の神。
神と人間の領域の間を自由に移動する
マーキュリー(マーキュリーはトリックスターでもある)

夢先案内人
楽しいことを教えるのが好き
遊び場を見つけると友達を導き一緒になって遊ぶ
皆んなが帰ると孤独の殻に閉じ籠もる

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