処女の女神の聖地

ここは、インド最南端コモリン岬 カニャークマリ
三つの海がこの岬で融合し
海から朝日と共にプラーナが昇り、
そして静かに夕日が海に沈んで行く古代からの聖地
祀られている神の名はクマーリー、処女の神

いつの事だろう、私はここで女神を見た
夜まだ街に賑わいがある時、僕の目にひとりの少女が映った
彼女はまだ少しだけ幼さが残る十四〜五歳だろうか、、
わたしが彼女を見た瞬間 僕の目は何者かに止められた
そして次の瞬間、脊髄の下方から脳髄に向かって冷たい妖気が走った
彼女はこの世のものとは思えない妖艶さを漂わせながら
月のように静かに輝いていたんだ
私は踵を返して彼女の姿を追った
しかし、私の目に彼女が再び映ることは無かった
もう、彼女の容姿は僕の中から消えてしまったけど
あの静かな光だけは網膜に刻み込まれている

カニャークマリ、、女神の聖地
ここを訪れる女はクマーリー神から聖なる光と永遠の処女性を与えられ
幸運な男は女神に戯れられる

Kerala Traditional Ayurveda Research Institute
(旧アーユルヴェーダ研究所GOLA)
アーユルヴェーダスクール Tantra(日暮里)
http://www.kerala-ayurveda.jp

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