天与の才 エステ&化粧品業界
今まで何人か、、この人は天与の才だなと思った人がいるけど、その一人が、むかし仕事をしていた医薬部外品や化粧品の機能性分析をする会社の社長。
機能性分析とは、例えばメーカーがハンドクリームのサンプルを作るとメーカーから依頼されて、塗布後の肌の水分・油分量が時間が経つに連れてどのような変化をするか?などのデータを取る。
メーカーはそのデータを元に成分の配合バランスを変えたりする。
そんな会社だった。
ポーラのアペックスアイやシュウウエムラの化粧品の開発にも携わった。
化粧品メーカーは自社の商品を売るためにオリジナルの成分に合わせた皮膚理論を作ったりするけど、この社長は自社の化粧品を開発した時も「化粧品は皮脂膜の代用品である」とはっきり言い切り、正しい皮膚生理学に則った理論しか用いなかった。
マニアックな30色以上のリキッドファンデーションは圧巻だった。
何を作るにも完璧な穴の無い理論で固める。
例えば化粧品の色物の顔料。
植物性やタール色素は沢山の色を作れるけど色素沈着を起こしやすい。
だからコストも高く、色を出すのが難しい鉱物系の顔料を使っていた。一つひとつの成分にこだわり、完璧な理論。
エステサロンの先生が会うとみんな洗脳されて帰って行くほどだった。
数年前に社長は隠れてしまったけど、今の私は社長がいたからこそでもある。
私がたかの友梨ビューティクリニックでヘアエステのシステムを作るために、ハンティングされた時も、私が批判していたエステ業界の有り方に賛同してくれて「エステ業界の様々な問題に一石を投じるのは大変な思いをするだろうけど頑張りなさい!」と激励してくれた。
案の定、たかの友梨では幹部と喧嘩の日々でヘアエステ事業構築後退社を余儀なくされた。
しかし、たかの友梨から多くのことを学ばせてもらったから今の自分がいる。
ちなみにたかの友梨ビューティクリニックで作ったヘアエステは抜けた髪の毛から抜けた原因を顕微鏡で分析し、その人に合ったヘアエステを提案するシステム。
本当は髪の毛のミネラル分析をして、罹り得る病気の予見までやりたかったけど、、
亡くなったキャンディーズのスーちゃんや宮本亜門がお客さんだった。
社長が常々語っていたのは
「物売りが悪いとは言わないけど、研究者でいるべきだ」と、、
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