甲状腺機能障害

女性は男性よりも甲状腺機能障害が現れやすい
と、言うより女性はホルモンバランスを上手く取るのは
至難だと思わざるを得ない
例えば生理ひとつとっても子宮内膜が萎れて繋がっていた毛細血管が
ブチブチ切れながら血液と一緒に排出されるなんて
男だったら寝込むのは必至だ💦
男は女性の身体について学ぶべきだと思う

ちょうど友人が甲状腺機能障害があるとのことなので
アーユルヴェーダ上での甲状腺機能について、、
アーユルヴェーダの古典スシュルタやチャラカなどには明確に甲状腺とは記されていないけど一般的に甲状腺機能障害を「GALAGANDA︺と呼んでいる
症状の現れ方によってVataja.Pittaja.Kaphajaに分類されているけど
甲状腺ホルモン自体はPittaの性質であり
甲状腺機能亢進症はPittaja
甲状腺そのものはKaphaであり腫脹が診られれば明確にKaphaja
そして甲状腺機能低下症はKaphajaの傾向が強い
Nidana(原因因子)はKaphaの増悪によってPittaを阻害し甲状腺機能を低下させる
その根源を探ればトリグナまで入り込まなければならないけれど
それはアーユルヴェーダを勉強している方は解るはずだ

今まで甲状腺機低下症の臨床に立ち会った事は無いので
治療法と薬品についての詳細は不明だけれど
甲状腺機能亢進症の治癒の方が難しくないようである
それはホルモンを司るピッタはスネハナカルマによって鎮静させやすく
また、スネハナカルマとスウェーダナカルマによって
過剰なピッタを排泄させやすいからだ
身体の髄にピッタがこびり付いていると
身体のあちらこちらでピッタが悪さをする
トリートメントはナヴァラキリは更年期に現れるホットフラッシュなど
Pittajaへの有効性は最たるものがある

ちなみに写真の薬は友人の前立腺の薬だけど
甲状腺機能亢進症にも処方される薬

Kerala Traditional Ayurveda Research Institute
(旧アーユルヴェーダ研究所GOLA)
アーユルヴェーダスクール Tantra(日暮里)
http://www.kerala-ayurveda.jp

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