リーキーガットの診断・アーユルヴェーダ
生徒さんの友人のカウンセリングサポート
年 齢:49歳 身長:167cm 体 重:58kg
カーヤチキッツアー(内科)は難しい
ニダーナの核になるのはアグニの状態
《リーキーガットの一般的症状》
食物アレルギー、喘息、肌荒れ、花粉症、、過敏性腸症候群、下痢or便秘、不眠症、関節炎、リウマチ、慢性疲労、腹痛、膨満感etc
《リーキーガットの病理》
「ニダーナ=病因」
Vataの腐敗により腸にAma=未消化物・毒素が生成され、それによって腸粘膜が傷つき穴が開き、腸内のAmaが血管内に漏れ出てしまいAma毒素が血液に乗って全身を周る
「所見」
・体質
プラクリティ:Vata Pitta or Pitta Vata
ヴィクリティ:Tridosaja
「脈診」
脈が深く不明瞭
アーマの存在
空腹なのにVATAの脈に粘りがある
Pittaの脈の位置まで粘性のVataの脈が入り込んでいる
「視診&問診」
・皮膚の乾燥(特に上腕部)
・下半身の冷え
(Vataを取り除くにはバスティが最も有効であるがアグニが低下しているのでバスティは不適)
・オージャスの低下
「五感インドリヤ&精神マナス」
・プラーナ正常
・体調不良でありながら快活
・情動の不活性(オージャス低下)
「生活法アドバイス」
・症状の倦怠感、眠気、便秘、冷え、身体の痛みもリーキーガットが主原因
・規則正しい食事の時間
・間食ダメ
・冷たいもの、生ものダメ(生野菜含む)
・熱すぎるものもダメ
・飲酒ダメ
・糖分、乳製品ダメ
・野菜を摂る時は必ず火を加える
・白湯の飲用
・ジンジャーティーの摂取
・生姜を入れた野菜スープ
・クミンやフェンネルなどで消化促進
・にんにく、玉ねぎダメ
・炒めものの調理はギー
・ブラックソルトの摂取
・アグニを上げることに専念
・オージャスを活性化させるために理想の人生の創造
・女性性の活性化のために良きパートナーを
(安定感、安心感=ドーシャバランス)
「施術」
・シローヴィヤンガ(Karpooladi Tailam&Chandanadi Tailam)
・アヴィヤンガ(オージャスを高める為にアンチエイジング=Rasayanam oil)
・ドームサウナ(25分)
「結論」
・夏でも発汗が無かったのがジンジャーティを飲んで少量のShirajitを食べたらバッと発汗して喜んでいた。
・食生活が改善されれば3〜6ヶ月ほどで改善の兆しが見えてくると思われる。
・古典に治らない病は無いと記されているアーユルヴェーダの薬の頂点Shirajitを摂れば腸管の修復が進むと思われる
・理想の人生の創造(オージャス・希望)
・過去も現在も度外視した未来志向
・「こうしなければならない」という理性を先導者とする精神的傾向性を除去し、心の声を聞く習慣を身につけ長いスパンに立った「有益と無益」の分別をする。
・永劫回帰の思想
・「快楽は善 不快は悪」もっと我儘に生きる
・人間関係の改善、気の合う良い人とだけ付き合う
(チャラカサンヒター第3巻8章)
環境も含めて自分
環境は体液のようなもの
「施術後の所見」
・穏やかな人相
・顔の淀みが消え肌艶が改善(Pitta)
・声質がクリア
・活力が向上
・ケララであればPittaを上げずにアグニを上げるSAPTHASARAMを処方したいところ
「お客様の感想」
・「本当に来て良かった!」と、とても喜んでいた。
・危うく生き方間違った方向に進みそうだった。
・理想の人生を紙に書き出します、と、、
Kerala Traditional Ayurveda Research Institute
(旧アーユルヴェーダ研究所GOLA)
アーユルヴェーダスクール Tantra(日暮里)
http://www.kerala-ayurveda.jp