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穀雨 雨の中でも燕飛ぶ

昨日19日より穀雨(こくう)が始まりました。
百花繚乱春爛漫もだんだんと落ち着き、入れ替わるように若緑が眩しく目に入るようになってきましたね。この時季から雨が降るごとに草花がぐぐっと背を伸ばしていきます。
さらにはもう一息前の16日から春の土用に入っており、季節は春から夏へとワープ中。
土用期間中は移り変わる季節に自分を合わせていくチューニング期間です。立春からだんだん外へ向いていた意識を一旦内へ向け、自分の中心に立ち返ることで心身共にニュートラルになり、次の季節を迎えていきます。図らずも今の事象にぴったりですね。

冬がずっと暖かかったからか、この春は暖かくなるのが早いのだろうと勝手に思い込んでいたのだけど、その予想は見事にはずれ、桜の満開時期も例年通りかもう少し遅かったし、今日のような雨模様の日にはとても冷え込んだりしてストーブをつけたくなるほど。買い足した灯油もなくなりつつあり、いやはや、予想が立てられるって思っちゃってるなんてつくづくお茶目だよなぁ、とわが思考を愛おしく感じたりする。

雨降る窓の外を眺めていると、雨に潤って活き活きとしている新緑の上を、燕が賑やかに鳴きながらすいすいと飛び回っている。恵みの雨に春の生命力が溢れている。

私もなぜだか燕のように飛び回っている。
非常時だからといって止まれない任務もある。内側に意識を向けながら、目の前にある役目をひとつひとつ真剣に関わっていく。直接会うのは限られたわずかな人だけれど、会えない人もなぜだか近くに感じる機会が多い。ネット社会の計り知れない恩恵を感じるとともに、こういう事情で会えないからこそ、思いを寄せ合うということがどんなだったかを私たちは体験できているのかもしれない。
この状況が私たちに与えてくれている恵みも、実は未曾有のレベルなのではないかと感じている。


五感+直感を開いていくには最高のチャンスです。
GWに旅に出るかわりに、自分の中を旅してみてはいかがでしょう。

この初めてづくしの春が
すばらしい未来へのワープとなりますように。







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