デジタルタトゥー

デジタルタトゥーとは、一旦インターネット上で公開された書き込みや個人情報などが、一度拡散してしまうと、完全に削除するのが不可能であることを意味する。
入れ墨（タトゥー）を完全に消すことが不可能であることに例えた比喩表現であります。

現代はインターネットと言う素晴らしいテクノロジーがあります。
インターネットが普及して20年以上経ちますから、もうそろそろ現代に対応できる人間になっていないと、生きる事が辛くなる一方です。

20年前と比べると、便利な世の中になりましたけど、変わってはいけないものも変わってしまいました。

一番変わってしまった事が、人間同士の繋がりです。

インターネット上で簡単に繋がれる世の中になりましたから、どうしても疑う気持ちが増えます。

相手を一旦疑っていかないと、こっちが簡単に騙されてしまう時代ですから、信用は二の次になりました。

それがインターネット上以外でも反映されて、人との関係を築く時に、自分が信用できる人間であるかどうかの証明からする事が必要になりました。

最近では宅配業者を名乗って、現金を奪いにくる人間もいます。

宅配業者でも宅配業者である証明が必要になる世の中になりました。

良い事をして、良い事をした事がインターネット上に拡散されれば、良い事をした証明も残りますし、良い事、良い行いをし続ければ、デジタルタトゥーを気にする必要はないはずでしたが、そこにもう一つインターネットの恐ろしさがあります。

どんなに自分が良い事、良い行いをしたとしても万人が良い事だと思うわけではないと言う現実があります。

世の中が豊かになって、価値観も個性も十人十色になりました。

インターネット上ではない現実の世界では、マイノリティーとバカにされた事も、インターネット上では堂々と主張できて、そこにはある一定の仲間が必ずいます。

どんなに世間的にはどうかなと思う事も、インターネット上の世界では、どうかなと思う行動をする人を応援する人も現れます。

インターネット上では他人に迷惑をかければかけるほど有名になる事があります。

今の時代に対応できる人間である為には、自分が正しいと思った事はやり続ける必要があります。

インターネット上は自分が本当に正しいと思って発信した事は必ず仲間ができます。

インターネット上では迷惑をかけても、本当に素晴らしい行いをしても、どちらでも一定数の仲間が現れます。

ですから是非迷惑をかけずに、本当に自分が良いと思う行いだけをして、デジタルタトゥーの恐怖から脱却しましょう。

今人間に必要な脳力は自分自身を信じ抜く脳力です。

自分自身を信じ抜いて、現代の素晴らしい時代を生き抜きましょう。

本日は以上です。

ありがとうございました。